オメガ OMEGA
オメガは1848年に設立され、後に開発された高精度な懐中時計用ムーブメント「オメガ」が1903年に社名になりました。
オメガはギリシャ語のアルファベットの最後に登場する言葉で「物事の最終」をあらわしています。
コンステレーションが天文台の精度コンクールで多数優勝し、
1932年発表された「マリーン」から現在の「シーマスター」至るまでダイバーズウォッチの製作においても強い存在感を表しています。
1974年には当時海洋クロノメーターとして認可された唯一の腕時計です。
また、オリンピックの公式時計、NASAの公式時計としての月面着陸など華々しい経歴を持っています。
また、1990年代後半からムーブメントの技術革新に取り組み1999年にはコーアクシャル脱進機の実用化に成功し性能が更に向上しました。
オメガの歴史
・1848年 ラ・ショー・ド・フォンに時計職人ルイ・ブランが懐中時計の組み立て工房を設立・1877年 工房から会社に発展
・1880年 本格的な自社一貫生産体制を整えマニュファクチュールとしてスタート
・1885年 ラブラドールを発表
・1894年 ポケットウォッチ用ムーブメント”キャリバー19・オメガ”を発表
・1900年 オメガ初の腕時計を発表
・1932年 オリンピックで公式時計を担当。
・1932年 オメガ初の防水時計”マリーン”を発表
・1948年 シーマスター発表
・1952年 コンステレーション発表
・1955年 防水機能に優れた”シーマスター300”が発表される
・1957年 シーマスターの派生機種として、クロノグラフを搭載した”スピードマスター”を発表
・1967年 デ・ビルを発表
・1969年 NASAが行ったアポロ11号の月面探査ミッションでスピードマスターが使用され、話題に。
・1981年 フリーダイビングの第一人者ジャック・マイヨールがシーマスター120を腕に101mの世界記録を樹立
・1988年 潜水艦ノーチラス号の深海探査計画でシーマスター・プロフェッショナル200が使用される。
・1999年 ”コーアクシャル”がデ・ビルに搭載される
・2008年 北京オリンピックの公式時計を担当
オメガが月面着陸をサポート
NASAはアポロ計画でクルーが用いる時計を徹底的に検証し、過酷なテストを行った。
他社のライバル機が次々と脱落していくなかで唯一最後までテストを耐え抜いたスピードマスターがNASAの公式装備品として認定された。
高い精度とタフネスによりミッションをサポートし1969年7月20日に月面に降り立ち史上初のムーンウォッチとなった。
オリンピックで公式計時を担当
1932年に米国・ロサンゼルスで開催されたオリンピックの公式計時担当を行う。
当大会で数々の偉大な記録をオメガの計測機材が捉えた。
その後2008年北京オリンピックで公式計時を担当、
翌年、2020年までオリンピックの公式計時を担当することを発表した。
シーマスターが宇宙に続き深海を制覇
1988年にフランスの潜水艦ノーチラス号が、地震データ採取のための機材を大西洋の海底に設置するために深海探査計画を実行した。
クルーたちに公式装備品として手渡されたのがオメガ シーマスタープロフェッショナル200だった。
シーマスターの貢献によって危険なミッションは成功し、スピードマスターの宇宙に引き続き、オメガ シーマスターは深海の領域を制した。
コーアクシャル脱進機
1999年、オメガは新しい脱進機、コーアクシャルを搭載した「デビル コーアクシャル」を発表しました。コーアクシャル脱進機は今までの脱進機の欠点であった伝達効率の悪さや油切れによる摩耗を防ぎ、メンテナンスまでの期間を大幅に高めることに成功しました。オメガの現行モデルに多く搭載しておりオメガの技術力を世界に知らしめました。
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