世界の巨匠
今月は世界中の民族音楽、古典音楽、ポップスの巨匠が紹介されました。
Caetano Veloso「Cobre」
現在79歳、ブラジルのカエターノ・ヴェローゾが9年ぶりの新作『Meu Coco』をリリースしました。チェロ奏者ジャキス・モレレンバウムのような古い仲間から、彼の末っ子トン・ヴェローゾが所属するバンドの若いメンバーまで沢山のゲストを招いてカエターノの出身地のバイーア州の音楽やブラジル北東部の音楽の影響が強い作品です。
Abdullah Ibrahim「Did You Hear That Sound?」
南アフリカ出身のジャズ・ピアノの巨匠アブドゥーラ・イブラヒム。彼はかつてダラー・ブランドという名前で活躍していましたが、イスラム教に改宗した際に改名しました。87歳になった現在でも精力的に活動し、リリースを続けています。2020年春には南アフリカ共和国と日本の友好親善に寄与したとして旭日双光章を受賞しました。
この曲は今年シングルでリリースされたソロ演奏曲。
Ibrahim Maalouf「Ave Maria (Charles Gounod)」
特集の最後の曲。出す作品が次々とフランスで大ヒットしているレバノン人トランペッター:イブラヒム・マーロフ。41歳で早くも巨匠の域に達しています。クリスマスソングを取り上げた新作『First Noel』より。