シリーズJAZZジャイアンツ(9)チェット・ベイカー
今回はチェット・ベイカー(Chet Baker)の特集でした。
1929年12月23日オクラホマ州イェール生まれ。存命ならば90歳です。
Chet Baker「Chet Baker Sings」
1954年ロサンゼルスで録音された一番有名なアルバム。
But not for me
チェット・ベイカーはトランペッターでボーカリスト。中性的な声で男前。人気すごかったでしょうね。しかし、一生麻薬中毒に悩まされたようです。トランペッターにもかかわらず、麻薬の金銭トラブルが原因で歯が無かったそうです。
大友さんも感心されていますが、体はボロボロになりながらも音楽性は落ちずに晩年まで演奏をして深みを増しています。1986年から1987年に来日公演をされて、「自分のドキュメンタリー映画が制作中で新たなサウンドトラックも出るんだよ」とステージで話していたそうです。それが映画「Let's Get Lost」。ところが、この映画の試写会の当日に亡くなってしまいます。
Chet Baker「Let's Get Lost」
Moon & Sand
1988年5月13日(金)にチェット・ベイカーはオランダのアムステルダムのホテルから転落して亡くなりました。2週間前の1988年4月27日から3日間ドイツのハノーバー(ハノーファー)で行われたラストコンサート。
Chet Baker「The Last Great Concert」
Chet Baker、The Radio Symphony Hannover「My Funny Valentine」
1988年4月28日の録音。素晴らしいです。