2023年度 RAB青森放送 受賞作品のご紹介
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RAB青森放送
2023年度 受賞作品のご紹介

テレビ
民教協2023年度 「日本のチカラ」番組選奨
総務大臣賞
「あのあおぞらをもう一度 ~津軽海峡に旗を振れ!~」
あのあおぞらをもう一度 ~津軽海峡に旗を振れ!~「まちおこし」のそのあとに、何が残るのか。
本州最北端の青森県大間町で、ほっかむりを被り観光客に大漁旗を振る姿。それが島康子さんの勝負服です。
33歳でUターンしてから大間町をマグロの町として有名にしたり、フェリーを大漁旗で出迎える名物行事を企画したり、全国にも知られる「まちおこし」の中心人物として20年以上活躍しています。
いま取り組んでいるのは。白身魚を使ったご当地グルメ。学校の給食にも提供し、子どもたちが地元の海を知るための食育に活用しています。
ふるさと愛を発信している島さんですが、かつて田舎生まれが嫌で「1秒でも早く町を出たかった」といいます。都会暮らしを経て、ふるさとの見え方が変わったことで今の活動が始まったそうです。
大間町の魅力を見つめ直し、大間町らしさを売り出しました。代表的な活動の1つ『まちおこしゲリラ あおぞら組』は、仲間たちと可能性を切り拓いてきた「まちおこし」の成功例といえます。
しかし年月が経ち、少子化と高齢化、そこにコロナ禍という観光業界への大打撃もあって『あおぞら組』は解散。それまで、がむしゃらに進んできた島さんも次の世代に自身の経験をどうつないでいくのかを模索し始めました。
今では地方のどこでも行われている「まちおこし」、それは一時的な経済効果で終わるのか。
世代を超えて何を伝えていくのか...。どんなときも底抜けに明るい島さんの姿と、島さんの活動をきっかけに新しい挑戦を始めた2人の若者の姿を通して、「まちおこし」の本質を問いかけます。


2023年4月29日放送



民教協2023年度「日本のチカラ」番組選奨
JAグループ賞
「りんご農家、助けます! ~青森発!若手チームの心意気~」
りんご農家、助けます! ~青森発!若手チームの心意気~全国のりんごのおよそ2割を生産するJAつがる弘前は、売り上げの8割以上がりんご。その有志が、りんご農家が抱える課題を改善しようと発足した部隊の物語。
りんごは「授粉」や「葉摘み」など1年間の苦労の積み重ねを経て、でき上がります。
農閑期、雪が深まる厳しい冬も「剪定(せんてい)」という作業が必須。不要な枝を切り、日光を当てやすくする、風通しを良くし害虫を退けるなど、春から秋にかけての生育を左右する重要な作業です。
しかし、高齢化や人手不足、技術不足など様々な理由で剪定ができない農家が年々増加。そこで、JAつがる弘前の営農指導員・長内隆さん(39)をはじめとする有志が、現状を少しでも改善しようと発足させたのが「請負剪定隊」。地域の若手農家たちで構成された部隊です。
剪定は、高度な知識やスキル、経験を問われる複雑な作業。指導員が隊員に入念に剪定理論を教えることで、技術や作業スピードの均一化を図っています。営農指導員は農閑期の剪定だけではなく、一年間を通して農家が少しでも良いりんごを出荷できるよう、様々な場面でアドバイスをしています。入社1年目の新人、斎藤剛志さん(21)も正しい営農指導をするため、勉強の日々。指導員が農家と向き合う姿、剪定隊の活躍を見つめます。

2024年1月27日放送



ラジオ
2023年 日本民間放送連盟賞
ラジオ生ワイド番組部門 優秀賞
「らじ丸にっち! ~つどって歩いて黒石編~」
らじ丸にっち! ~つどって歩いて黒石編~新型コロナが5類に移行し、番組でもリスナーとのふれあいを解禁。ただしリスナーがやって来るのを待つという条件で放送した企画です。
スタジオゲストはインターネットで青森の情報を発信している三上未夢さん。青森で起業を思い描いている若者のコミュニティを主宰していますが、SNSでの発信が中心のため、イベントを実施しても大人世代の参加が少ないことを悩んでいます。
そこで急きょ、実験的にラジオとSNSで同時に参加を呼び掛けるウォーキングイベントを企画。街を歩くだけのイベントにそれぞれどんな年代が集まるのか。ラジオリスナーとSNSのフォロワーはそこで交流することができるのかを探りました。会場は黒石市の「こみせ通り」。
正午に番組がスタートしたあと、パーソナリティの夏目はラジオで、ゲストの三上さんはSNSで、それぞれ午後1時5分までに「松の湯交流館」へ集まるよう呼びかけはじめました。
この日、集まったのは十数人でしたが、そこには新しい発見と笑顔があふれていました。

2023年5月14日放送
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