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近年のDXの浸透により新たな価値提供を実現できている企業が増えつつあるものの、各企業は解決しきれていない課題をそれぞれ抱えています。PwCコンサルティング合同会社のIndustrial advanced technology CoEは最先端テクノロジーを活用し、自ら手を動かしながらコンサルティングおよびテクノロジーの知見を組み合わせることでクライアントの多種多様な課題の解決に貢献するチームです。今回はIndustrial advanced technology CoEのメンバーの3名が、企業が抱える課題の見つけ方や、解決までのソリューションを提供するにあたって大切にしている考え方および具体的な取り組み、働く環境、チームの魅力などについて語り合いました。
左から程安美、内田裕之、佐々木光
私は大学卒業後に新卒で大手自動車メーカーに入社し、研究所で設計業務に携わっていました。最新のテクノロジーに触れられる魅力的な業界ではありましたが、外の情報のキャッチアップに課題を感じ、自分の中に「10年、20年とこのままの環境で働き続けて良いのだろうか」という漠然とした疑問も生まれてきました。
転機になったのは、当時関わっていたプロジェクトにコンサルタントファームが参画していたことです。業務に対する姿勢やスピード感に学ぶところが多く、「一度外に出て多くの経験をしたい」と考えるようになりました。転職先として、他社の製造業やコンサルティングファームを検討していたところ、PwCコンサルティングは面接官の人柄や会話の印象が良く、他のコンサルティングファームとは違った印象を受けたのを覚えています。特にコンサルティングの経験がなく、異業界から入社する職員に対しても信頼をおいてくれるのを感じ、転職を決めました。入社までの期間にも定期的なコンタクトがあり、入社前からのフォローは非常にありがたかったです。
現在の業務内容は、Industrial advanced technology CoEのリーダーとしてメンバーの育成とチーム組成、クライアントへの提案のほか、自分たちがどのようなことを行なっていきたいかをメンバーにヒアリングしながら検討を行っています。
佐々木:
私はPwCコンサルティングを1度退社し、その後に再入社して今に至ります。
最初に勤めていたシステム開発事業会社では、企業間電子商取引システムや地理空間情報システムの開発などに携わった後、画像や点群解析の研究開発に従事していました。転職のきっかけは、同時の業務に従事する中で、「社会により直接的に貢献したい」「より幅広い価値を提供できるようになりたい」「もっと幅広い領域で自分の知見や経験を活かしたい」と考えたからです。
PwCコンサルティングを選択した理由は、内田さんと似ているのですが、面接官の人柄に惹かれたところが大きく、人材の豊かさが魅力的に感じました。入社後はテクノロジー部門で主に製造業向けデータ解析コンサルティング業務に4年ほど従事し、その後AIのベンチャー企業に転職しました。しかし、コンサルティングの案件を通して、クライアントに対して価値のあるものを提供することのやりがいと充実感を改めて得たことがきっかけとなり、改めてPwCコンサルティングで仕事がしたいと思いました。
再度入社した理由としては、当時できたばかりのIndustrial advanced technology CoEであれば圧倒的に手触り感のある支援をクライアントに提供できると感じたところが大きかったです。Industrial advanced technology CoEはスクラッチでアジャイルにクライアントが必要としているものをスピーディに届けられ、その点が自身の価値観と一致していました。
現在の業務内容は、Industrial advanced technology CoEのマネージャーとして、チームメンバーを引っ張っていきながら、内田さんが立ち上げたIndustry Solution Garage(ISG)のミニチュア工場を利用したデータ基盤の構築や、最先端のテクノロジーを活用したソリューションの開発をメインに担当しています。ISGでは製造ラインを模したミニチュア工場などをデモ環境として設置しており、データの取得、蓄積、活用といった一連の流れを体験できるようになっています。他に、開発したソリューションや支援を通じて得られた知見をもとに、製造業やアパレル企業に対してデータの活用方法を提案するプロジェクトにも携わっています。
程:
私は新卒で入社し、現在2年目になります。PwCコンサルティングに入社した理由は大きく2つあります。1つ目は世界151カ国につながるグローバル環境を最大限に利用したいと考えたこと、2つ目は人間関係の良さです。
採用選考中に社員の方と面談する機会があったのですが、皆さんの会話から柔らかい雰囲気を感じ、とても好印象を受けました。面談では、実際に働いている社員のキャリアを伺ったり、私が感じた不安や悩みを相談できたりと、非常にカジュアルな雰囲気でした。会話を通して自分が入社した後にいきいきと働いているイメージができたことも良かったです。コンサルティングの業務は各方面のプロフェッショナルがチームとなることで強みを発揮するものと考えていますので、社員同士がフラットにコミュニケーションを取れるというカルチャーに惹かれました。
私は、もともとITソリューションコンサルタント(ITSC)として入社したのですが、Industrial advanced technology CoEと縁があり、希望して異動してきました。一番に感じた魅力は、若手でも活躍できる環境が整っているところです。私はITや製造業に関する知見はありませんでしたが、吸収して学べる環境と、得た知識を発揮できる環境が豊富にあることに魅力を感じています。
内田:
佐々木さんと程さんが話してくれましたが、Industrial advanced technology CoEではメンバーがやりたいと思っていることをできる環境を整えたいと考えています。ISGのミニチュア工場は私の「やりたい」から始まっていますが、この気持ちを後押しして、支援してくれるパートナーがいたからこそ実現したことです。職位に関係なくフラットにディスカッションを行える場を整えるなど、「やりたい」を汲み取れる雰囲気を作ることに常に気を配っています。
また、Industrial advanced technology CoEでは製造業の知見やデジタルテクノロジーを活用し、業務変革の提案や実装を行なっています。自分たちでプログラムコードを記述したり、見える化するためにデータ分析なども行なったりしていますが、そのものを提供するのではなく、作成したデータをモックアップに、クライアントが求めているデータ活用を要件定義していくことを主体としています。
デジタル化といっても、「何をデジタル化したいのか」「デジタル化すると何ができるのか」「デジタル化するとどうなるのか」について具体的なイメージを最初から持っているクライアントはまだまだ少数です。データを活用する方法のモックアップを豊富に揃え、クライアントがイメージしやすい形をもとにフィードバックしてもらうことが、価値のある提案を届けることにつながると考えています。
佐々木:
直近のプロジェクトでも、実際の活用方法を触ってもらいながら提案していく方が、紙ベースでの提案よりもフィードバックの質が高くなっています。クライアント自身に触っていただくことで、利用シーンをイメージしやすくなり、改善内容だけでなく、具体的な活用方法を発見できるなど、多様な価値を提供できていると感じています。
また、現時点では10数名の小規模なチームということもあり、ビジネス知見、ITスキル、データサイエンティストのナレッジの全てを備えたメンバー同士が近い距離間で活発に議論ができることもIndustrial advanced technology CoEの強みだと思います。
程:
データの取得や分析、活用方法の模索につながりますが、私は入社前にPythonやSQLといったプログラム言語の利用経験はありませんでした。Industrial advanced technology CoEの研修で初めて触れたのですが、社内でまとめられたトレーニング資料をもとに基礎から学べたことは私の財産になっています。
テクニカルな面で分からないところが出てきても、上司に気軽に聞ける雰囲気が整っていたり、チームメンバーがサポートしてくれたりと、コミュニケーションが活発に行われていることがとても心強いです。プロジェクトを通して、学んだ内容を活かしながら実務の経験を積めることも魅力です。
内田:
DXの実現を目指している企業は多く、アパレルや商社など他業種からもお問い合わせをいただいています。デジタル化を進めるプロセスは業種に関係ないこともあり、結果と原因を紐づけた形で多業種のクライアントの支援を進めることが私たちのコンセプトになります。
佐々木:
製造業における具体的な事例としては、自動車メーカーの消費電力の見える化に取り組んだプロジェクトがあります。クライアントの工場では設備全体で使用している消費電力のデータを取得していましたが、そのデータの活用方法に課題を抱えていました。そこで、自動車1台ごとの製造にかかる消費電力を把握するため、生産実績などの基幹データを組み合わせたデータモデルを構築しました。結果として、現場が抱えている課題や改善案などについて、幅広いフィードバックをいただけるようになりました。
他にも、アパレル企業のプロジェクトでは店舗ごとの売上をメインのKPIに設定し、ダッシュボードを作成しました。個別に売上結果が見られるようになることで、リニューアル店舗の商品売上や、新商品、コラボレーション商品といった重要項目を軸にした課題のフィードバックにつながり、クライアントから喜ばれたことを覚えています。
製造業に限らず、取得するデータの種類は異なるかもしれませんが、クライアントが取得しているデータをもとにクイックに見える化を行い、データ活用の在り方を提供するというコンセプトに変わりはないということを実感しました。
程:
プロジェクトを進める中でクライアントの担当部署だけでなく、クライアントの組織全体を巻き込んで盛り上がっていったということがありました。途中から、他部署の方々も打ち合わせに参加して意見や要望を出し合うなど、魅力のある提案が届けられていると実感でき、やりがいを強く感じました。特にクライアントと私たちコンサルタントの距離が近くなり、コミュニケーションが取りやすくなることは大きな利点だと思いました。
内田:
Industrial advanced technology CoEはデジタル化をメインにしている関係上、Secure mobility CoEと一緒に開発を行う機会が多くあります。私たちはAI活用やビックデータ分析のために、取得していないデータに関してはセンサーを追加したり、画像の取得を行なったりと、攻めのDXを推進しています。しかし、新しいデータを取得する上で最も欠かせないことは、セキュリティの安全性を担保することです。そのためSecure mobility CoEに依頼し、安全性の確認を進めたり、逆にサイバーセキュリティ分析を私たちが行なったりと、互いに連携し合いながら活動しています。
先ほども触れたように、DXを進めるプロセスは業種を問わず変わりません。私たちの活動は社内的にもISGを通して認知が広がっているので、他のチームが抱えているクライアントに向けたデモンストレーションを行うなど、対応頻度は増加しています。これは多種多様な業界においてDXの需要が高まっている結果なのでしょう。
佐々木:
まず、働き方の面でお話しします。私は最近子どもが産まれ、子育ての環境を考えて東京から妻の実家が近い大阪に引っ越したいと会社に相談したのですが、すんなりと許可をいただき、テレワークの環境整備や育児休暇の取得に柔軟に対応できています。相談のしやすさや上司との関係性は、そのまま働きやすさにつながっていると実感しています。
加えて、先ほども言いましたがさまざまな知見を持ったメンバーがいて、それぞれが足りないところを補いながら、挑戦したいことに取り組んでいます。働きやすく、自分の成長を実感できる環境は間違いなくPwCコンサルティングの大きな特長であり魅力です。
程:
私が入社してよかったと実感したところは、本当の意味で若手に対してチャンスのある環境が整っているところです。研修やフォローの充実さはお伝えしたとおりですが、私は社外での認知度向上のためにイベント出展を提案し、日々準備に取り組んでいます。
自分の「やりたい」ことを発信すれば後押ししてくれる。この環境は本当に素晴らしいと改めて実感しています。入社前に感じていたPwCコンサルティングの魅力は、入社後もイメージが変わることなく、充実した気持ちで働けています。
将来的には、デジタルとコンサルティングの両方のスキルを持ったコンサルタントになることが目標です。デジタルに係る知見は今後もさまざまな課題解決において不可欠になると感じています。しかし、デジタルについての知識があれば、クライアントや社会が抱える課題の解決につながる提案ができるかというと、そうではありません。実際に自分の手を動かして作ったもの、結果と原因を踏まえてKPIを設定するといったコンサルティングスキルの両輪が不可欠です。PwCコンサルティングにはこの両輪を育むのに必要な環境が整っていると実感しています。今後も良い意味でPwCコンサルティングを最大限に活用し、研鑽を積んでいきたいです。
内田:
デジタルテクノロジーが急速に進化する現代において、Industrial advanced technology CoEはDXを基盤とした働き方を推進し、個々のスキル向上をより重要視しています。そのため、個々の努力に基づく育成の強化を推進していきます。私たちが目指すのは、各メンバーが個人としての能力を最大限に発揮できるよう支援し、それぞれの独自のスキルを持ち寄り、協力するチームを構築することです。
私たちはプロジェクトベースの学習を推進し、異なる専門性を持つメンバーが個々の強みを生かしながら協力し、チームとしての成長を実現します。各メンバーは独自の視点とスキルを活かして個別の課題に取り組みますが、チーム全体は連携を保ちながら総合的な価値を創出します。
このプロセスを通じて、製造業を超えた業界にも支援を提供し、最新のテクノロジーと知見を活用したコンサルティングサービスを常に更新し、持続可能な価値創造を目指します。私たちは、この不断の進化を通じて、変化をリードする組織となることを目指していきます。
ET-IS 内田 裕之 ディレクター
日系自動車メーカーでの企画・設計開発を経て現職。自動車業界において設計・開発業務および生産領域の業務改革に従事。設計領域および製造業におけるIoT活用業務の設計を得意とし、製造業および他業界に対するデータマネジメント、IoTプラットフォームの検討、BIやデータ分析を活用したDX変革プロジェクトに係る支援経験を有する。
ET-IS 佐々木 光 マネージャー
システム開発事業会社でシステム開発や研究開発に従事した後、外資系コンサルティング会社、スタートアップ企業を経て現職。データ活用、AI導入に関するコンサルティングを得意とし、幅広い業界に対するデータ戦略策定から実装まで一貫した支援経験を有する。
ET-IS 程 安美 アソシエイト
新卒で入社後、クラウド移行支援のプロジェクトに参画。その後現在の部署に異動し、製造業を中心としたデータ分析や、BIを活用したDX変革プロジェクトに従事。