CASE
城北信用金庫様
全店舗事務作業の集約化を
目指した帳票処理システムの導入
都内城北地域を中心に、地域社会の発展に寄与する金融サービスを提供している城北信用金庫。事務集中化を経営課題に掲げる同金庫において、今回プリマジェストのイメージソリューションと出会った事でどのような業務改善が果たされたのか、お話をお伺いしました。
膨大かつ多種多様な帳票の処理に向けた汎用システムの模索
効率化が図れる付加価値と、他業務へも柔軟に展開できる、優れた汎用性のあるシステム導入の検討
若月氏
城北信用金庫は2004年の4金庫統合により、信金業界において屈指の規模を誇る2兆円超の預金量を有する事となった、いわゆる“メガ信金”です。東京都の城北地区を中心に、地域に根差した信用金庫として地元企業や住民の資金運用を幅広く担っています。信用金庫という性質上、取り扱う業務も各種税金や公共料金の収納、保険、証券などの窓口業務から、オンラインサービス、マンション管理会社の集金代行などといった法人向けサービスまで多岐にわたり、その分、日々寄せられる膨大かつ多種多様な帳票をどのように処理するか、大きな課題ともなっていました。
導入効果
ソリューション導入のカギ
“紙を扱う”業務全般へ活用できる優れた汎用性
金融機関を含めた多様な業界・業種への導入実績
手作業をシステム化し業務負担を従来の約1/5にまで削減し、
複写帳票をスピード処理する独自システムの構築が実現。
改善内容
業務現場の課題を細やかに汲み取る独自システムの構築を実現
業務をシステム化できた事で、以前に比べて作業負担が約1/5に削減という実績を達成
人手をほかに回した事で他業務の効率化も同時に図れるようになる
若月氏
実際のシステム構築にあたり、城北信用金庫では以前からかなりの時間と手間がかかっていた厚生年金振替業務の改善に着手しています。同金庫には毎月、各社会保険事務所から約5000件もの帳票が送られてきており、従来はその膨大な量を、帳票データの入力から引き落としデータの作成、振替処理に至るまで1枚1枚人の手で処理していました。
前からシステム化したいとの考えはありましたが、3枚綴りの複写用紙の扱いが一番のネックとなり、なかなか実現しませんでした。はがしてしまえば従来の機器でも処理はできますが、それでは機械のために余計な作業が発生してしまいます。その問題を、紙を傷めない独自方式を採用したプリマジェストのシステムがものの見事に解決してくれました。
吉原氏
帳票の手入力作業が業務ごとに発生していた前のシステムと違い、いまは各業務とも基本的な操作は全部同じです。ボタンを押すだけでイメージをそのまま取り込んでくれるので、進めるのは一人でも充分になりました。書き損じなどのエラーだけチェックすればいいので、例えば500枚のうちの数枚しか打たなくていい事もあります。それはすごく助かりますね。
Reason
プリマジェスト選定理由
将来的に幅広い活用が見込める業務横断型のシステムが最大の決め手
個別業務に特化したパッケージシステムではなく、他業務へも柔軟に展開できる優れた汎用性が最大の決め手
我々が着目したのはプリマジェストの豊富な導入実績です。金融機関はもとより、幅広い業種・業態の企業へシステムを納めている点が、業務間の垣根を越えて効率化を図りたい我々のニーズと合致したのです。当金庫では税公金以外にもさまざまな業務を扱っていますが、各業務のシステムは縦割りになっていて他の業務には使えませんでした。例えば、小切手と預金口座振替依頼書の印鑑照合は同じ作業ですが、各担当部署で照合作業を重複して行っていました。こうした非効率さをなくしていきたいというこちらの想いに、唯一プリマジェストが応えてくれました。
将来に向けて
イメージソリューションによる事務集中化でお客様へのサービス向上を目指す
各営業店の負担軽減、地域企業・住民の方々のために、業務改善を着実に進めていきたい
我々金融機関はリスクヘッジやリスクマネジメントを厳しく求められる立場ですが、従来のように営業店単位で違う作業の進め方をしていては、ほかの店舗へ持っていっても同じように事務ができません。そこを解決するためにも、各店舗の口座振替業務をすべて本部が吸い上げ、やり方を統一していく事で、リスクは最小限に抑えられると考えています。
近年ではインターネットバンキングなど便利なサービスも出てきていますが、それをITに不慣れな商店街のお爺さん、お婆さんにやってくださいとは言えません。そうした煩雑な手続きなどをお客様の代わりに速やかに行う事も、地域に根差した我々信用金庫の役割です。そのためにはより正確で安全なシステムが必要ですので、そこにプリマジェストの力を活かしていきたいですね。