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こわいんやで熱中症!!
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毎年、多くの方が熱中症により救急搬送されています。
「こまめな水分補給」や「エアコンの活用」など、熱中症予防行動の徹底が大切です。
「私だけは大丈夫!」と思っていませんか?
熱中症は、気温が高い屋外だけで発症すると思われがちですが、曇りの日や室内、夜間寝ているときや部屋の中でも発症します。
大阪府監察医事務所のデータによると、熱中症死亡事例のうち、8割以上が自宅で発生しています。さらに、自宅での死亡例のうち約8割がエアコン未使用となっています。(グラフ1)
室内にいる際も注意していただき、積極的にエアコンを活用しましょう。
また、熱中症死亡者の約8割が65歳以上となっており、高齢の方は特に注意が必要です。(グラフ2)
高齢者や子どもなど熱中症になるリスクが高い方には、周囲の方から積極的に声かけや助言をお願いします。
なお、大阪府においても「大阪府暑さ情報公式X(旧Twitter)」により、大阪府内の暑さ指数、熱中症警戒アラート、熱中症特別警戒アラートの情報等を配信していますので、是非あわせてご活用ください!
- アカウント名:おおさか暑さ情報@大阪府
- ユーザー名:@osaka_atsusa
大阪府暑さ情報公式X(旧Twitter)アカウントについての詳細はこちらからご覧ください。
熱中症予防のポイント
- 暑さを避ける工夫を
- 日傘や帽子を使用する
- 暑い日や時間帯は無理をしない
- 急に暑くなった日等は特に注意する
- 室内ではエアコンの活用を
- 暑さを感じなくても温湿度計で室温をこまめにチェック
- 室温「28℃」を目安に適切な温度を保つ
- 暑さに備えた体作りを
- 暑くなり始めの時期から適度に運動を
- 水分補給は忘れずに、無理のない範囲で
- 「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で毎日30分程度
- こまめに水分・塩分補給を
- のどが渇く前に水分補給
- 1日あたり1.2リットルを目安に
- 大量に汗をかいた時は塩分を忘れずに
- 暑熱環境ではからだの冷却を
- 保冷剤、氷、冷たいタオルなどでからだの冷却を
- 首筋やわきの下などを冷やすと効果的
特に、熱中症になりやすい高齢者、子ども、障がい者の方々は、より注意する必要があります。周囲の方からも積極的な声掛けをお願いします。
環境省のモデル事業を実施している吹田市では、高齢者向け熱中症対策ブックを作成しておりますので、是非ご活用ください!
高齢者向け熱中症対策ブック(高齢者の訪問介護に携わる方 ご家族の方へ)(PDF:1113KB)
吹田市ホームページ(外部サイトへリンク)
こんな症状に注意!
熱中症は、体の水分と塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能がうまく働かなくなります。
- 熱中症の症状
初期の症状として、めまいや立ちくらみ、手足のしびれ、筋肉のけいれんや痛み(こむらがえり)が現れます。
症状が進むと、吐き気や嘔吐、力が入らないなどの症状が現れます。
さらに重症になると意識障害やけいれんを起こしたり、体温が著しく上昇し、最悪の場合は死亡する可能性もあります。 - 熱中症の対応
・水分・塩分をとる。
・涼しい場所に移り首や脇の下、足の付け根を水や氷で冷やす。
・改善しない又は悪化する場合は、病院へ行く。
・「呼びかけに応えない(意識障害がある)」「自分で水を飲めない」ときは、すぐに救急車を要請する。
詳細は、熱中症診療ガイドライン2024(外部サイトへリンク)をご覧ください。
熱中症かな?と思ったら
- まず室温をできるだけ下げて涼しくしましょう。
- からだが熱いときは、衣服をゆるめ、冷たいタオルや氷のうなどで冷やしましょう。
(特に頚部、脇の下、股関節などに当てて、皮膚の直下を流れる血液を冷やすことが有効です。) - 冷たいスポーツドリンクなどで、水分摂取しましょう。
以上のことができないとき、実施しても症状が改善しないとき、さらにめまい、吐き気や、意識がはっきりしないなど重症の疑いがあるときは、早めにお近くに医療機関を受診したり、救急車を要請してください。
特に、高齢者と子どもは注意が必要!!
高齢者が熱中症にかかりやすい理由
- 加齢により、汗をかきにくくなるなど体温調節機能が低下します。このため、暑さを感じにくく自覚症状が出にくくなります。
- 加齢により、体内の水分量が少なくなることから、のどの渇きを感じにくくなるため水分摂取量が低下します。
- 頻尿の心配から、水分摂取量が十分でないことがあります。
- 体力が低下している方や持病を持っている方は抵抗力が弱くなります。
高齢者は、熱中症も対応が遅れがちになりますので、ご家族・ご近所の方などの対応も重要です。
注意点
- のどが渇かなくても、こまめに水分補給をしましょう。
- 部屋の温度、湿度をこまめに測り、扇風機やエアコンを使って温度調節をするよう心がけましょう。
子どもが熱中症にかかりやすい理由
- 子どもは汗腺をはじめとした体温調節能力がまだ十分に発達していないために、熱中症のリスクが高くなります。
- 晴れた日には、地面が近いほど気温が高くなるため、幼児は、大人以上に暑い環境にいます。
注意点
- エアコンがかかっていても熱中症になる可能性があります。
- 子どもが十分に水分補給できているか、適度に休憩できているかなど、大人は注意して見守るようにしましょう。
お知らせ
令和6年度 おおさか気候変動適応・普及強化事業 高齢者に関わる支援者向け「暑さ対策セミナー」が開催されます!
〈主催:大阪府(運営:地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所 おおさか気候変動適応センター)〉
高齢者の熱中症の予防や応急処置に役立つ内容となっていますので、是非ご参加ください。
詳細は下記PDFファイルをご確認のうえ、直接お申し込みください。
熱中症による救急搬送状況
昨年、熱中症によって救急搬送された人の数は、全国で9万1,467人(大阪府5,951人)で、そのうち107人(大阪府1人)が命を落とされています。
「私だけは大丈夫!」と過信せず、こまめな水分・塩分補給や気温や湿度が高い日には外出を控えるなど、熱中症予防を心がけましょう!
熱中症のチラシ・ポスター
熱中症は予防が大事です!熱中症は、時に生命に関わることがありますが、多くの場合、予防法を実施することで防ぐことができます
チラシ・ポスター
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熱中症の取り組みについて
- 令和6年度の取り組みについてはこちらから
- 令和5年度の取り組みについてはこちらから
- 令和4年度の取り組みについてはこちらから
- 令和3年度の取り組みについてはこちらから
- 令和2年度の取り組みについてはこちらから
- 令和元年度の取り組みについてはこちらから
暑さ対策について
暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい(1)湿度、(2)日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、(3)気温の3つを取り入れた指標です。
暑さ指数を調べることで、どのくらい熱中症に気を付けなければならないかを知ることができます。
熱中症のリスクの極めて高い気象条件(暑さ指数33以上)が予測された場合に発信される熱中症警戒アラートについて、令和3年度から全国での運用が開始されています。
また、「大阪府暑さ対策情報ポータルサイト」では、暑さから身を守るため、「気づく」「備える」「涼む」の3つの習慣について詳しく紹介しております。
暑さ指数は、「赤ちゃんの駅マップ」にも掲載されています。
※「赤ちゃんの駅マップ」では、赤ちゃんを連れて外出される方が、外出先で授乳やおむつ替えをすることができる場所をご確認頂けます。
※同マップでは、暑い時期に健康影響が懸念されている光化学スモッグの指標である「光化学オキシダント」もご確認いただけます。
熱中症関連のリンク
- 日本気象協会推進『熱中症ゼロへ』プロジェクト(外部サイトへリンク)
- 厚労省「熱中症関連情報」(外部サイトへリンク) ※厚労省ホームページより
- 環境省「熱中症保健指導マニュアル」(外部サイトへリンク) ※環境省熱中症予防情報サイトより
- 熱中症患者速報(全国)(外部サイトへリンク) ※環境省熱中症予防情報サイトより
- 気象庁「熱中症から身を守るために」(外部サイトへリンク) ※気象庁ホームページより
- 年度ごとの搬送者数まとめ(2014年から2023年)(エクセル:16KB)
- 大阪府暑さ対策情報ポータルサイト