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助産学科
助産師はどんな仕事をする人?
分娩介助
産婦さんに付き添って、安全に安心して出産できるように励まし支えます。
妊婦・産婦・褥婦・新生児の保健指導
安全で快適なマタニティライフや満足のいく出産、産後の育児について一緒に考え、具体的な方法をお話しします。
生涯にわたる女性と家族への支援
乳幼児期、思春期、成人期、更年期・老年期にある女性の健康と生活を一生にわたって支えます。
助産師国家資格で独立開業でき幅広く活躍
助産師は病院・診療所・助産院での活躍はもちろん、助産院の独立開業を行うことができます。
また、海外での助産活動も期待されています。
助産師になるためには
助産学科の入学には、看護師学校養成所の卒業が要件となります。
(受験資格は、入試関連情報の募集要項をご覧ください)
実習施設
岐阜県内の総合周産期母子医療センター、産科病院・クリニック、助産院、地域保健センターで実習をしています。たくさんの施設にご協力を頂いています。
卒業生の就職状況
岐阜県内外の病院・クリニックに就職しています。
実習施設には、たくさん先輩が働いています。
1年間の学習のながれ
4月から7月講義・技術演習
毎日、たくさんのディスカッションをして他者の意見を聞き、知識を蓄えます。
また、授業を通して話す力・聞く力・まとめる力も養います。
妊娠・出産・産褥が自然で安全に経過し、対象者が主体的に育児を行えるよう支援できる力を養います。
繰り返し練習を行い、技術の習得に努めています。
産婦さんに合わせ、分娩経過に応じた分娩介助ができるように基礎の練習を繰り返します。
分娩介助演習では、助産師、間接介助、産婦などそれぞれの役になりきって進めていきます。
安全・安楽な分娩ができ、産婦さんが満足できる分娩となるよう技術を磨きます。
フリースタイル分娩介助についても外部講師を招いて演習をする機会があります。
8月から12月助産学実習
分娩介助10例・継続受け持ち2例(妊婦健康診査・分娩介助・産後ケア・保健指導・家庭訪問・1か月健康診査)
NICU・助産所・地域母子保健事業見学
母親学級・異常事例・助産管理
妊娠中のお母さんに母親学級を行うため、一生懸命練習をして臨みます。
1月から2月
国家試験対策
助産師国家試験
3月
卒業式
卒業生に聞きました
Q受験準備としてどのような学習をしましたか?
A看護学校のテキスト(教科書)や看護師国家試験対策でまとめたノートを何度も見直し、重要ポイントを覚えました。看護師国家試験の問題集やオープンキャンパスでもらった過去問題を繰り返し解きました。高校の国語、英語の参考書を活用しました。
Q助産学科で思い出に残っていることは?
A課題が多く、授業前や放課後に技術演習やグループワークをしたり、時間のやりくりが大変でした。実習中は記録や指導準備に追われ、寝る間も惜しんで学習する毎日、睡魔との戦いでした。分娩待機は、いつ呼び出されるかわからず、携帯を握りしめていつもドキドキしていました。
Q思い出に残っている楽しかったことは?
A新しい知識や技術を学ぶのは容易ではなかったですが、「わかった」「できた」ときはとてもうれしく、達成感を感じました。妊産婦さん、お母さんと赤ちゃんに毎日関わることができるのが、何より楽しかったです。クラスやグループでのご飯会や飲み会は、時間がなく数えるほどでしたが楽しかったです。
同じ目標を持ったかけがえのない仲間に出会えたことは一生の宝物です。
Q助産師になって感じることは何ですか?
A助産師としてスタートしたばかりなので、毎日が学習です。自宅に帰っても振り返りが欠かせません。忙しい職場なので、体が資本だと実感しています。そのため、健康管理に気を付けています。日々の業務を通し、お母さんと赤ちゃん2つの命を預かっている責任の重たさを実感しますが、その分やりがいを感じます。無事出産された赤ちゃんをお母さんにお渡しする瞬間、助産師は幸せな仕事だと感じます。
卒業生から皆さんへメッセージ
助産師を目指すみなさまへ
助産師は命の誕生に立ち会い、新しい家族のスタートを見守ることができ、命の尊さ、母となる人の力強さ、産み生まれる感動を感じることができる素晴らしい仕事です。
助産師という仕事は、あなたの人生をより豊かなものにしてくれます。
同じ目標をもった仲間と助産学科で一緒に学びましょう。