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更新日:令和5(2023)年7月31日
ページ番号:531545
千葉県では、制度が創設された平成12年度から交付金が支払われています。
平成27年度から令和元年度まで、第4期対策が実施され、令和2年度から第5期対策が行われています。
令和4年度は、13市町で約928ヘクタールの農地を対象に、約1億1,941万円の交付金が支払われました。
交付金が支払われた農地では、以後5年間農業生産の継続が義務付けされるため、耕作放棄の発生の防止に効果があります。
平成19年12月に実施した、集落協定代表者に対するアンケートでは、94%が「制度は耕作放棄を防止するのに効果がある」と回答しています。
制度への取組みを契機に、施設の見回り等の管理頻度が増加するとともに、それまで個別に行われてきた管理を共同で実施する事例も増えてきました。
集落協定代表者に対するアンケートでは、87%が「制度は地域・集落の活性化を促す効果がある」と回答しています。
維持管理体制の強化により、農業施設の施設寿命の延命化や災害等への抵抗力の強化等が期待できます。
制度取組みにより集落での話合いの機会が増加する中で、共同利用や農作業の共同化、あるいは担い手の育成等、についても話合いが行われ、地域の農業振興に大きな効果が期待できます。
一般に農地が分散している中山間地域では、受益面積要件等の補助事業の採択要件を満たすことが平地農村に比べ困難な場合があります。
広範な地域に人や物の流れが分散する中山間地域では、一定の整備水準を達成する通常の補助事業よりも、地域独自のニーズに対応できる交付金を活用することが有利な場合もあります。
全ての集落協定で、多面的機能を維持・増進するための活動が1つ以上実施されています。
コスモスやヒガンバナ等の景観形成作物を畦畔や道路脇等に作付けが行われています。
美しい農村景観は、地域の住む人々のみならず、都市などから来訪する人々の目を楽しませ、グリーン・ブルーツーリズムの推進にも貢献できます。
豊かな自然環境と優れた農村景観を有する中山間地域の農村は、農作業体験を主体としたグリーン・ブルーツーリズムの推進に際し、重要な地域資源となります。
中山間地域等直接支払制度に取り組むことで、集落内の意見交換が活発化し、地域の合意形成が容易になったり、交付金をグリーン・ブルーツーリズムのための資金に充当するなどの効果が期待できます。
集落協定代表者に対するアンケート調査によると、制度の取組みをきっかけに活性化や将来についての話合いが活発化した集落協定は約7割に達しています。
制度を通じ、農家相互で話合い、地域内交流が活発化したことで、地域コミュニティーの維持や活性化にも大きな効果が期待できます。
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