『2011秋田県中山間ふるさと水と土現地見学会in鹿角』を開催しました
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多数のご参加ありがとうございました
通算8回目となる今回も、50名の募集に対し80名余りの応募があるなど毎年人気の見学会となっています。
当日は天候にも恵まれ、農業用施設でもある花輪大堰や伝統のある花輪の市日、渡部家資料館の見学、水沢地区の棚田保全のため集落が取り組んでいる活動の説明、花輪ばやし、水沢盆踊り太鼓などの地域芸能の鑑賞を通じ、地域の方々と参加者の交流を図りました。
見学コース
- 花輪の市日 (400年の歴史をもつ朝市の説明)
- 花輪大堰 (花輪を縦貫する幹線用水路の沿革、概要の説明)
- 渡部家 (国の登録有形文化財で築100年を超える近代和風住宅と地域との関わり合い)
- 水沢の棚田 ( 農地の保全活動などの取り組みや集落の現状を説明)
その他 : 地域伝統芸能の花輪ばやしや水沢盆踊り太鼓の鑑賞や地産地消弁当の昼食を通じて鹿角地域を体感
『現地見学会』当日の様子
花輪の市日
およそ400年の歴史をもつ朝市で3と8のつく日に今も続いて開かれている。
雪国特有のこもせ(木造のアーケードで夏は暑い日差しを遮り、冬は吹雪や積雪から人を守る。)が特徴的。
花輪大堰
鹿角市花輪を縦貫する灌漑面積424haの幹線用水路であり、灌漑はもちろん、風趣、防災、衛生などの機能を持つ花輪の生命線。
花輪大堰水路の工事は、室町時代(1573年)に着手され、今日の路線になったのは天保6年(1835年)のことであり、実に260年の年月が費やされた。
渡部家
豪農渡部家の築100年を超す近代和風住宅は建築学上も貴重な建物ですが、建物内には古文書、古民具など貴重な資料も保管・展示されています。
水沢集落
集落の現状や農地保全取り組み活動を説明いただきました。
参加者からの多数の質問にも答えていただき、地域への理解が深まりました。
『現地見学会』に御協力いただいた皆さん、ありがとうございました。