平成29年度世界遺産登録推進秋田フォーラム
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世界遺産登録推進秋田フォーラムを開催しました
12月24日(日)、秋田県生涯学習センター(秋田市)3階講堂を会場に、平成29年度縄文遺跡群世界遺産登録推進秋田フォーラム「ここがすごい 北海道・北東北の縄文遺跡群」が開催されました。
このフォーラムは、秋田県と北海道、青森県、岩手県の17遺跡で構成する「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録に向けて、縄文文化や縄文遺跡の学術的価値とその魅力を伝えるとともに、登録に向けての気運を高めることを目的として、縄文遺跡群世界遺産登録推進本部と秋田県教育委員会が主催となって、開催したものです。
最初に、「世界遺産登録実現に必要なこと」と題して、東京大学大学院教授の西村幸夫氏による基調講演が行われました。西村氏からは、登録を実現するためには国際的な視点で「北海道・北東北の縄文遺跡群」の物語をつくり上げていくことが大事であるとともに、地域住民一人一人が「世界遺産のこと」、「縄文文化のこと」、そして「北海道・北東北の縄文遺跡群のこと」を知り、説明できることが大事であるなどのお話がありました。
次に、最新の調査成果や縄文遺跡群の見どころなどについて県内外の遺跡担当者から紹介されたほか、「ここがすごい!北海道・北東北の縄文遺跡群」と題して、縄文遺跡群が1万年以上も続いた縄文文化の移り変わりを網羅する世界史上、人類史上欠かせない貴重な価値をもつことなどについて、岡田康博青森県企画政策部世界文化遺産登録推進室長が詳しく説明しました。
最後に行われた「世界遺産登録実現のためにするべきこと」をテーマとしたパネルディスカッションでは、各遺跡を所管する自治体で力を入れて取り組んでいることや、地域住民との連携、協働での取組について意見交換を行いました。
当日はクリスマスイブにもかかわらず約100人の参加があり、会場は大いに盛り上がりました。