▼シニア犬(老犬)って何歳から?
シニアの入口は7歳前後から、心身ともに少しずつ変化が訪れてきます。
個体差はありますが、変化が少しずつ見え出すのが7歳前後で、実際に見て感じるようになるのは10歳前後。
年齢はあくまでも目安で、老化のスピードは犬種や個体差などによって違いがありますが、
7歳を過ぎたあたりから、うちの子の小さな変化も見逃さないよう気を付けてあげましょう。
▼シニア犬(老犬)のトイレ介護ノウハウ
シニアになると、体力や筋力、排泄機能などが低下し、トイレに行く気はあっても間に合わないことがあります。
粗相をしてしまうのは、わんちゃんの意思とは違うところに原因があるからです。粗相をしたからと叱らず、トイレを寝床に近づけたり、トイレの数を増やすなど、失敗しにくいトイレ環境を考えてあげましょう。
排泄時にふらついてしまう時は、飼い主さんの手で支えてあげたり、歩行補助具を使ってサポートしてあげましょう。
▼シニア犬(老犬)の食事介護ノウハウ
年齢とともに体が変化し、食の好みや必要なカロリー、食べやすい環境が変わってきます。
愛犬の年齢や状態に合わせた食事内容・環境を整えてあげましょう。1度に食べられる量が減ったなら、無理に1回で食べさせず、回数を増やしてみるのもひとつの手です。
ドライフードはお湯をかけることで香りがたち、さらにやわらかくなるので食べやすくなります。
むせたり、のどに詰まらせることがあるなら、食器の高さを見直してみてあげましょう。
▼シニア犬(老犬)の寝たきり介護ノウハウ
犬は加齢や病気・ケガなどが理由で寝たきりの状態になる場合があります。
寝たきりになった時に気を付けてあげたいのが「床ずれ」。まずは清潔を保つこと、そして体の一部が長時間圧迫されるのを防ぎましょう。
介護マットを使って体圧を分散させたり、床ずれが起こりやすい頬や肩・腰・足首などはサポーターやタオルを巻くなどして、保護をしてあげましょう。
体の同じ箇所が圧迫されるのを防ぐため、定期的に寝返りや体位変換をさせてあげましょう。