▼キャットタワーは必要ですか?
キャットタワーは、猫が生きていくうえで“不可欠なもの”ではありませんが、元来持つ本能を満たしながら心身共に豊かに、そして快適に暮らすためにはとても重要なアイテムです。
猫は外敵から身を守ったり、他の猫よりも優位に立つための本能から、高い場所を好んで選びます。
つまり猫にとっては、高いところ=安心できる場所であり、高いところにいることで本能を満たすことができます。
また上下運動は健康維持のためにも欠かすことはできません。
▼キャットタワーは何歳から使える?
筋肉の発達など身体的な成長を踏まえると、どんなに早くても生後4~6ケ月以降の使用が望ましいでしょう。
子猫やシニア猫・肥満猫がキャットタワーを使うときは、【落下の危険性】と【体への負担】を考慮しましょう。
どれだけおしゃれなデザインのキャットタワーでも、愛猫の体に負担がかかりそうなものは避けましょう。
例えば、ステップの低いものや、らせん状に作られていてステップの見通しが良いもの、補助ステップのついたものなどが良いでしょう。
▼キャットタワーの選び方
【安定性の高いもの】【年齢・性格・運動能力によって適切なもの】【猫と飼い主さん、どちらにとっても使い勝手の良いもの】【爪とぎが付いているもの】この4点を意識して選ぶと良いでしょう。
猫にとっては気持ちの良いふわふわ素材でも、飼い主さんにとっては汚れが気になってしまったり、反対に木製のタワーであればお手入れはしやすいけれど、滑らないか心配…。
クリア型の宇宙船(スケルトンボウル)は可愛いけど、うちの子は怖がりそう…。
そんなメリット・デメリットを考慮して、猫にとっても飼い主さんにとっても使い勝手の良いものを選ぶのが良いでしょう。
▼キャットタワー設置場所のポイント
キャットタワーは猫にとって大切なくつろぎスペース。
家族の行き来が激しい場所などは避け、できるだけゆったりと落ち着けるところに設置しましょう。
窓の近くに設置する場合は、脱走の対策を。窓の開放には注意が必要です。
やむを得ない場合は、窓に柵を取り付けるなどの対策をしましょう。
家具と隣接させて、横の動線を作ってあげてもOK。工夫次第でキャットウォークのように使うこともできます。
好奇心旺盛で活発な猫には試してみても良いかもしれません。