淹れ方によって日本茶の味や風味は大きく異なるため、資格を取得して知識を深めることによりおいしいお茶を楽しめるようになります。
日本茶にはさまざまな種類がありますが、それぞれ淹れ方が異なります。
お茶の味を決定する要因は、茶葉の量・お湯の温度・お湯を注ぐ時間などが関係しますが、知識がない方にとってはとても判断が難しいものです。
資格取得によって正しい知識を得ることで、味わいそのものを楽しめるほか、お茶を淹れる技術が高まる達成感を味わえることも日本茶・お茶資格の醍醐味といえます。
日本茶・お茶を淹れる知識や技術を習得すると、それらを広める仕事に従事したり、知人をおもてなししたりする際にも役立ちます。
日本茶教室や和食を中心とした料理教室の先生・飲食店のスタッフ・食品会社の販売員など、日本茶・お茶資格はさまざまな場面で活用できます。
職場で来客の際にも、本格的なお茶でのおもてなしをすれば、ゲストから大いに喜ばれるでしょう。
「日本茶セレクター」とは、日本安全食料料理協会(JSFCA)が主催している民間のお茶資格です。
日本茶の基礎的な知識を有していることが認定されます。
日本茶の歴史・茶葉の知識・栽培や収穫方法・お茶の種類など学んでいきます。
また、日本茶の値段の相場・良いお茶を見分けるコツ・水質・日本茶の淹れ方などの知識も身につくでしょう。
資格取得後は、日本茶セレクターとして自宅で教室を開いたり、カルチャースクールの講師をしたり活躍できます。
受験資格 | 受験料 | 試験方法 | 試験分野 |
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特になし | 1万円(税込) | 在宅受験 | ・茶道具紹介(その他の備品) ・茶碗の種類・選び方 ・茶道具の正しい手入れ方法 ・茶葉の歴史 ・茶器の歴史 ・日本茶と仏教との関係 |
参考:日本安全食料料理協会(JSFCA)「日本茶セレクター資格認定試験」 |
テキストや参考書は市販されていないため、どのように勉強すればよいか不安になるかもしれません。
必要な知識がまとまっている、通信講座で学ぶことをおすすめします。
「緑茶インストラクター」とは、日本インストラクター技術協会(JIA)が主催する民間のお茶資格です。
お茶の葉別のおいしい淹れ方・保管方法・茶道具について・日本茶を使ったレシピなどの知識を有していることが認定されます。
茶道具については、茶碗・茶釜・火起こし・柄杓・盆など特徴や歴史の知識などを学べます。
資格取得後は緑茶インストラクターとして自宅で教室を開いたり、カルチャースクールの講師をしたりして活動が広がるでしょう。
受験資格 | 受験料 | 試験方法 | 試験分野 |
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特になし | 1万円(税込) | 在宅受験 | ・日本茶の概要・特徴 ・日本茶と外国茶の違い ・日本茶の栽培・収穫方法 ・緑茶の品種 ・日本茶の大まかな分類 ・煎茶の特徴・美味しい淹れ方 ・玉露の特徴・美味しい淹れ方 ・チャノキが育つ地域・条件・寿命 ・チャノキの栽培方法・管理方法 ・茶道具など |
参考:日本インストラクター技術協会(JIA)「緑茶インストラクター資格検定試験」 |
テキストや参考書は市販されていないため、必要な知識がまとまっている通信講座で学ぶことをおすすめします。
「日本茶アドバイザー」とは、NPO法人日本茶インストラクター協会が主催している民間のお茶資格です。
消費者への日本茶の助言や、日本茶インストラクターのアシスタントとしての適性が認定されます。
日本茶アドバイザーの資格取得には、通学コース・受験コース・通信講座コースの3パターンがあります。
受験コースを選択した場合、「日本茶アドバイザー通信講座」の受講がおすすめです。
スムーズに学習を進められるでしょう。
日本茶アドバイザーを取得すると、日本茶販売店でのお客様への助言や日本茶教室でのアシスタント、イベントでの案内役など幅広く活動できます。
受講条件 | 受講料 | 受講期間 | |
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通学コース | ・18歳以上であること(認定日4月1日現在) ・基本的に全日程参加できること |
6万8,200円〜(税込) | 2〜5カ月(終日5日間) |
受験コース | ・18歳以上の方(翌年4月1日時点) ・日本茶インストラクター協会が実施する「実技講習会」修了(見込)者 |
2万1,000円(税込) | – |
通信講座コース | ・特になし | 7万7,000円(税込) | 4〜6カ月 |
参考:NPO法人日本茶インストラクター協会「日本茶アドバイザー」 |
「日本茶インストラクター」とは、NPO日本茶インストラクター協会が主催する民間のお茶資格です。
日本茶の専門的な知識や技術を持ち、消費者や日本茶アドバイザーを指導・育成をする役割があります。
日本茶インストラクターを取得すると、日本茶教室の開催やカルチャースクールの講師、日本茶アドバイザーの育成や指導など幅広く活動できます。
受験資格 | 受験料 | 試験方法 | 試験分野 |
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20歳以上 | 2万2,000円(税込) | (1)第一次試験 筆記試験(マークシートによる五肢択一方式) (2)第二次試験 実技試験 1.茶鑑定試験 2.インストラクション実技試験 |
茶の歴史、茶業概要、茶の栽培、茶の製造、茶の利用、茶の化学、 茶の品質審査と鑑定、茶の健康科学、茶の淹れ方、インストラクション技術 |
参考:NPO法人日本茶インストラクター協会「日本茶インストラクター認定試験」 |
「日本茶検定」とは、NPO法人日本茶インストラクター協会が主催する民間のお茶資格です。
お茶の歴史・お茶の成分・おいしい淹れ方・お茶ができるまでの工程・生産や流通など広範囲を学べます。
受検はインターネットを通じて実施されます。
公式テキスト「日本茶のすべてがわかる本」を購入して、しっかりと学習されてから受検するのが望ましいです。
合格点により等級付けされ「1級が90点以上、2級が75〜89点、3級が60〜74点」で、60点以上が合格点となります。
受験資格 | 受験料 | 試験方法 | 試験分野 |
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日本語が理解できてパソコン操作ができる方 | 3,300円(税込) | ◯×式、択一式により前半・後半の2回の試験で計100問が出題。 記述式問題はなし。 |
・前半試験:お茶のプロフィール、お茶のおいしい淹れ方、 お茶ができるまで、お茶の健康効果、お茶の話あれこれ ・後半試験:お茶の成分、チャの育て方、お茶の生産・流通・消費、 お茶の歴史と文化、お茶の審査 |
参考:NPO法人日本茶インストラクター協会「日本茶検定」 |
「日本茶スペシャリスト」とは、一般社団法人日本能力教育促進協会(JAFA)が主催する民間のお茶資格です。
日本茶の基礎知識・茶葉の製造工程・おいしい淹れ方・お茶を用いた料理など学習できます。
資格を取得すると、日常で飲んでいるお茶をおいしく淹れられるようになり、おもてなしや日本茶のマナーも習得できるメリットが。
また、日本茶の講師として活動する場合、歴史や文化から日本茶をおいしく淹れる工夫まで広範囲に学べるため、資格取得後の活動に活かしやすくなります。
受講資格 | 受講料 | 受講期間 | 受講内容 |
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特になし | 2万8,600円(税込) | 1カ月 | ・日本茶とは/成分・効能 ・基礎知識/歴史、 品種 ・日本茶の歴史/六茶人、中世以降 ・お茶の種類 ・茶葉が出来るまで/製造工程、茶園の1年 ・事前準備/食品表示、茶器 ・美味しい淹れ方 ・日本茶の提供/おもてなし、ビジネスシーン ・お茶請け/和菓子、食事 ・各地のお茶 ・日本茶の豆知識 ・お茶を用いた料理 |
参考:formieスマホで資格「日本茶スペシャリスト資格取得講座」 |
「茶育指導士」とは、特定非営利活動法人日本茶普及協会が主催する民間のお茶資格です。
資格認定講座「茶育指導士」講座は、食育の観点からのお茶の活用、また日常生活におけるお茶の役割について学べます。
食育に興味があり、お茶も取り入れてみたい方におすすめです。
資格を取得するには、通信講座をご自身で学習します。
在籍期間の5カ月以内に3回のレポートを提出し、すべてが60点以上の場合に茶育指導士に認定されます。
受講資格 | 受講料 | 受講期間 | 受講内容 |
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特になし | 3万7,800円(税込) | 3カ月 | ・茶育の基本 ・茶育指導士の役割 ・食生活と栄養バランス ・日常の食事場面から学ぶ食育 ・リラクゼーション茶育で心に栄養を ・暮らしの中でお茶しよう |
参考:特定非営利活動法人日本茶普及協会「茶育指導士」 |
「茶道文化検定Web版」とは、一般財団法人今日庵茶道資料館が主催する民間のお茶資格です。
日本の伝統文化の茶道を、美術・工芸・建築・園芸などの分野から学んでいきます。
公式テキストや問題集が販売されており、ご自身で学習していきます。
令和3年よりパソコンやスマートフォンなどからのオンライン受検となりました。
受験資格 | 受験料 | 受験方法 | 試験分野 |
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インターネット端末、メールアドレスをお持ちの方 | 1,000円〜5,000円(税込)級による | 在宅受験 | 4級・3級 茶のこころ、茶の歴史、茶事・茶会、茶道具、茶室・露地の分野から出題 2級・1級 茶の歴史、茶事・茶会、茶道具、茶と禅、茶席の花、懐石、菓子、茶室・露地、茶業の分野から出題 |
参考:一般財団法人今日庵茶道資料館「茶道文化検定Web版」 |
「諒設計アーキテクトラーニング」には、「日本茶セレクターW資格取得講座」があります。
この講座を受講すれば、「日本茶セレクター」「緑茶インストラクター」両方の資格が同時に取得可能です。
テキストや問題集、添削課題はすべてプロの先生によって監修されており、初めての方でもしっかりと学べます。
日本茶セレクターW資格取得講座は、2つの講座の設定があります。
・基本講座:受講料5万9,800円(税込)
テキストや練習問題集、模擬試験など試験に対応した教材が含まれており、受講後に試験をそれぞれ受験し、合格することで資格を取得できます。
テキストや練習問題集、模擬試験など試験に対応した教材で学習します。
こちらの講座は資格協会に指定されているため、資格試験は免除され、課題を提出しクリアできると卒業と同時に2つの資格が取得できます。
受講期間はそれぞれ6カ月。
集中して学習できる方は、最短2カ月で資格が取得できます。
「SARAスクールジャパン」には、「日本茶資格取得講座」があります。
この講座を受講すれば、「日本茶セレクター」「緑茶インストラクター」両方の資格が同時に取得可能です。
講座で使用する教材はすべてオリジナルで作られています。
勉強中にわからないことがあれば個別に質問ができ、初めての方でも安心して学べます。
日本茶資格取得講座には、2つのコース設定があります。
・日本茶基本コース:受講料5万9,800円(税込)
テキストや練習問題集、添削課題など試験に対応した教材が含まれており、講座終了後にご自身で試験の申し込みをして、受験します。
・日本茶プラチナコース:受講料7万9,800円(税込)
テキストや練習問題集、模擬試験など試験に対応した教材で勉強できます。
こちらの講座は資格協会に指定されているため、資格試験は免除され、課題をすべてクリアすることで卒業時に2つの資格を取得できます。
受講期間はそれぞれ6カ月。
集中して学習できる方は、最短2カ月で資格が取得できます。
日本茶のお茶資格として、8つをご紹介しました。
その中でも初心者には、「日本茶セレクター」「緑茶インストラクター」をおすすめします。
どのような年齢の方にも親しまれている日本茶。
そのまま飲むだけでなく、お菓子や料理などにも利用されています。
日本茶について学ぶことで健康や美容にも効果が期待でき、日々の生活も豊かになっていくでしょう。
「諒設計アーキテクトラーニング」「SARAスクールジャパン」の通信講座なら、受講するだけで2つの資格を取得できます。
日本茶・お茶資格を取得したいと考えている方は、こちらの通信講座で学ぶことをおすすめします。