WORKS
いずれは一戸建てを買いたい、という想いは多くの人が持っているものの、どのタイミングで購入するのか迷ってしまいますよね。今回は20代から50代までの年代に応じた住宅購入のポイントをお伝えします。
20代~30代は一度は住宅購入を検討する年代です。20代~30代で住宅を購入する時はどのようなポイントに気をつけると良いのでしょうか。
20代はまだライフプランが決まっていないことが多いもの。安易に多額のローンを組んでしまうのは考えものです。
とはいえ、20代の強さは返済期間を長く取ることができるという点です。
例えば25歳で住宅ローンを組めば35年でローンを組んで、繰り上げ返済をしなかったとしても60歳で完済できます。
20代で住宅ローンを組む際に気をつけたいことが、将来の見通しです。例えば今は夫婦の年収を元に月々の返済額を計算しているかもしれませんが、将来子供が生まれたら子育てにかかる費用も増えますし、正社員で働いていた奥様などは今までの年収と同額を得るのは難しくなるかもしれません。
つまり、子育てや車の買い替え等の他ライフイベントも想定して計算することが重要となります。
30代になると35年の住宅ローンを組めるだけの余裕は残しつつ、将来のライフプランも固まりつつあります。
とはいえ、30代で気をつけたいことも将来の問題。特に今はまだ小さいお子様の将来の支出について真剣に考えておく必要があるでしょう。
また、例えば35歳で35年の住宅ローンを組んだ場合、完済時の年齢は70歳。定年は何歳なのか、定年までに繰り上げ返済するのか、退職金で一括返済するのか、といったこともシミュレーションしておくと良いでしょう。
40代~50代は住宅ローンが組みづらくなってくる年代です。老後についてもイメージしやすくなるこの年代は、どのようなポイントに気をつけると良いのでしょうか。
40代にもなるとライフプランもほぼ固まり、お子様も大きくなり、また収入もある程度の水準に達している場合が多いでしょう。
40代で住宅購入を検討する際に気をつけるべきポイントは、住宅ローンの期間の設定です。
住宅ローンは、完済時に80歳前後になる設定でも借入をすることができますが、定年後にそれだけの金額を払っていけるのか、退職金が出る段階でローンの残債はいくら程度なのかを真剣に考える必要があります。
住宅ローンを利用して住宅購入ができる最後のチャンスとなる50代。
40代よりもより詳しく老後の支払いについてシミュレーションする必要があると言えるでしょう。
また、50代を過ぎると住宅ローンに必要な団体信用生命保険が難しくなってくる場合もあります。あまり多額の借入は避けたほうが良いかもしれません。
夫婦や子供、家族の成長に伴い収入や、必要となる支出は変わってきます。年代別の注意点を理解した上で、ご自分のタイミングで住宅購入を計画すると良いでしょう。