ソニー「FE 28-70mm F2 GM」の写り、絶賛される!
キヤノンのフラッグシップ機「EOS R1」発売前に鳴り物入りで発表されたソニー「α1Ⅱ」。
確かに全域にわたって改良されてはいるものの、あくまでも「ブラッシュアップ」という印象が強く、ソニーフリークの間でも賛否が分かれているようです。
もともとAFには定評のあるソニー機ですが、今回「クロス測距」という絶対的な武器を前面に押し出している「EOS R1」のインパクトに比べると、わざわざR1直前に出してくる意味はなかったかな…という素直な印象です。
ソニーユーザーの中にも、これくらいだったらファームウェアのアップデートでよかったのでは?…という声があったくらいですね。
ただ…。
α1Ⅱと同時発表された「FE 28-70mm F2 GM」に関しては、非常に高い評価が寄せられているようです。
もともと、「F2通し」ということでは、キヤノン「RF28-70mm F2 L USM」が孤高の存在と指定長らく鎮座していたわけですが、ここに正面からぶつけてきたわけです。
しかも、「重く、大きい…」というRF28-70mm F2 L USMの最大の弱点を見事に突き、「500g!」の軽量化、コンパクト化に成功しています。
これで写りもよかったら、当然RF28-70mm F2 L USMの立つ瀬がない…ということになるわけですが、その写りも相当いいらしい!
このレンズを使いたくてソニー機を…というユーザーが増えてもおかしくないくらいの「事件」なのでは?
ソニー「FE 28-70mm F2 GM」はズーム全域で開放から極めてシャープなレンズ - デジカメinfo
キヤノン「RF28-70mm F2 L USM」の後継モデルが待ち遠しい
まあ見事に写りに関する賛辞が並んでいます。
こと写りに関してはRF28-70mm F2 L USMも相当の実力ですが、両機の写りの違いを直接比較したレビューが今後登場するのが待たれます。
動画ではこのようなものがありました。
「FE 28-70mm F2 GM」は相当に小型化されていますので、はっきりいって写りに関してはどこかに弱点があるのでは?…とも考えてたのですが、とんでもない実力を持っていそうです。
RF28-70mm F2 L USMの登場から実に「6年」経過している…ということを考えると、「FE 28-70mm F2 GM」と比較対象になる実力を有していること自体がそれこそ異常とも言えることなのかもしれませんが、その根源が「大きく重い」ことに由来していることは明白です。
ソニーがその分を埋めてもあまりあるくらいの力を持っているらしいことで、今後のキヤノンの出方に注目が集まります。
個人的に、「RF28-70mm F2 L USM」に出戻った…ということを先日お伝えしました。
この裏には、
「RF28-70mm F2 L USMの後継モデルが開発されている」
という情報があったから…という一面もあります。
つまり、この時期に敢えてRF28-70mm F2 L USMを買い戻し、Ⅱ型が出たら即買い替える!…という戦略です。
当然Ⅱ型は「FE 28-70mm F2 GM」を意識するまでもなく「小型・軽量化」が最大の命題となることは明らか。今回FE 28-70mm F2 GMが登場したことで、キヤノンとしても下手なレンズを登場させることはできなくなったと思われますので、Ⅱ型を狙っているこちらとしてもソニーには感謝というところか?
あっ、それから、6年前のレンズということで動画対応ではすこぶる弱いのがRF28-70mm F2 L USMです。ブリージングを考えると動画には使えないレベルですね。
このあたりも併せて改良したⅡ型の登場に期待ですね!