「Apple Glass」への道もまた地獄?
先日、「Apple Vision Pro2の開発計画が中止?」という記事をご紹介しました。
Apple Vision Proといえば、鳴り物入りで登場した新ジャンルのデバイスであり、Appleが今後の主軸として期待しているであろうモノだっただけに、大きな衝撃を受けました。
「初代の廉価版」の開発に注力するためで、「2」が立ち消えになることはない…という説が有力ですが、Apple Vision Proの売上そのものが芳しくない中にあって、Appleが考える未来とユーザーの考え方とにズレがある…と考えられるかもしれません。
そんな中…。
これぞ本命…とされる「Apple Glass」の情報が来ています。
この道も地獄へと続くのか?
本命はスマートグラスも、先は見えず…
記事によると、
Appleが、ヘッドセット型デバイスではなくGoogle Glassのようなメガネ型デバイス(仮称:Apple Glass)に関連する特許をここ最近だけでも3件出願していることが明らかになった
ということです。
今回の特許としては、「Apple Glass用の遠近両用レンズ」「セルラー通信およびGPS受信用アンテ内蔵テンプル」「調整可能なモダン」とのこと…。
まあ、「スマートグラス」というくくりで考えると、どれだけ通常のメガネと変わらない利用環境を整えた上で先進の機能を盛り込めるか?…となるでしょうから、今回の3つの特許は「初歩のまた初歩」と言える段階のものでしかありませんね。
当然、その先のより高度な「機能」こそが本丸であるわけですので、まだまだその研究の先は全く見えていないことでしょう。
Google Glassが本格的にこけたことからも、この手のデバイスは相当に難易度が高いことが容易に想像がつきます。本命とされるスマートグラスですが、本当に未来はあるのか?
そもそも、はたして人類は、メガネ型のウエラブルを本当に欲しているのか?
この「そもそも論」がクリアになっていない中での開発だけに、この努力が結実するのかさえもはっきりとしないわけです。
Apple Vision Proが思うような成果を上げられていない中での動きだけに、様々な憶測を呼んでいるようです。
今回の「Apple Glass」の特許にしても、
「開発は行われているものの、これが商品として世に出るまでにはまだまだいばらの道が待っている…」
ということなのかもしれません。