オンラインマーケットプレイス協議会について-JOMC(Japan Online Marketplace Consortium)

JOMCについて

設立趣旨

日本において、オンラインマーケットプレイスを通じた取引は、EC化率の上昇とも相まってその規模が大きく成長し、オンラインマーケットプレイスは、多くの消費者に利用されるとともに、個人や中小事業者を含む販売者にとっても、自身で独立したオンラインショッピングサイトを立ち上げることと比較してより簡便で効率的な経済活動ができる場として重要な意味を持つものとなっています。

オンラインマーケットプレイスを運営する事業者は、利用者の信頼を得るために、消費者に安心してご利用いただくために、そして健全な取引環境の維持向上のために、利用者に関連法令や規約の遵守を求めることはもちろん、出品者の本人確認、商品等のモニタリング、リスクの高い商品等へのより厳格な審査や自主的な販売禁⽌措置、不正レビュー対策など、各々の自主的努力によってさまざまな取組を重ねてきていますが、昨今、オンラインマーケットプレイスが担う役割への期待がより大きくなってきていることも踏まえ、今後も消費者に安心してご利⽤いただくために、様々な改善を重ね、消費者への積極的な情報開示を含め、より一層充実した自主的な取り組みに努めていきたいと考えています。そのために重要なことは、これまで個々に様々な自主的取組を行ってきた各オンラインマーケットプレイスを運営する事業者が、それぞれの意思により、悪質な出品者に係る傾向及び対策、紛争解決の在り方、消費者への情報提供の在り方などについて情報交換を行い、互いに学びあい、積極的に外部への情報提供を行うことで、オンラインマーケットプレイス全体の信頼性を向上させることであると考えます。また、行政とも連携することで、より一層効果的で、状況の変化に応じた柔軟な取組を行うことが期待できると考えます。

そこで、オンラインマーケットプレイスを運営する事業者による自主的取組の促進や取組の改善に資する活動、情報提供等を通じて、消費者にとってより安全・安心な取引環境の構築に貢献し、オンラインマーケットプレイスの健全な発展を促すことを目的として、ここに「オンラインマーケットプレイス協議会」を設立します。

令和2年8月
オンラインマーケットプレイス協議会
発起人一同

活動方針

■基本方針

オンラインマーケットプレイス全体の信頼性の向上のため、オンラインマーケットプレイス協議会を通じて会員同士、また行政機関、消費者団体及び業界団体等と意見交換を行うことで、自主的取組みを促進させるとともに、消費者にとって重要な情報をわかりやすく、適時・適切に積極的に提供することを目的として活動します。

■活動方針

  • 1.
    会員相互に情報共有及び意見交換を定期的に行い、課題解決及び自主的取組みの促進に努めます。
  • 2.
    行政機関、消費者団体及び業界団体等と必要に応じて意見交換を行い、オンラインマーケットプレイスの自主的取組みを理解いただくとともに、課題に対しては真摯に向き合います。
  • 3.
    行政機関、オンラインマーケットプレイス運営者、その運営者からなる団体及び消費者団体等により構成される官民協議会に積極的に参加し、悪質な販売業者等への対応等の取組みを協議し、官民が協力して、消費者が安心・安全に取引ができる環境整備に努めます。
  • 4.
    消費者にとって重要な情報は、適時・適切な方法で提供するように努めます。ウェブサイトの取組一覧は継続的に見直します。