スタッフブログ産座を設置しました
今年度、大町山岳博物館ではニホンライチョウ2ペアの繁殖に取り組む予定です。現在は2ペアとも同居を開始しており、求愛を行う様子や交尾を確認出来ています。
産座とは、メスライチョウが産卵から抱卵までを行うための巣のことです。今年度の繁殖個体には、信州大学名誉教授の中村浩志先生が考案した産座を使用しています。実際に中村先生にご来館いただき、産座設置の際ご指導をいただきました。赤玉土の上に水苔とハイマツを混ぜた巣材を乗せ、より自然に近い営巣環境を再現しました。飼育下のライチョウは野生下のライチョウと比べ、産卵数が多くなったり、抱卵が不安定になったり、産座の中で卵を産まないなどの問題があります。大町山岳博物館でもこれらの問題に悩まされており、産座の改善に取り組んでいます。今年度繁殖に取り組むメスライチョウ2羽は繁殖を行うのが初めてであり、どちらもかなり警戒心の強い個体です。そのため、今まで以上に、より慎重に、ライチョウの飼育繁殖に取り組んでいきたいと思います。
繁殖に万全を期すため、繁殖に取り組む2ペアはご覧いただくことができません。現在は引き続き付属園奥のライチョウ舎で、繁殖に取り組まないオスとメスを1羽ずつ展示しています。飼育室内にメスのライチョウが見当たらないときは、産座の中で休んでいることがあるので、産座の中を覗いてみてください。
写真左:産座の中で休むメスライチョウ
写真右:同居中の様子
産座とは、メスライチョウが産卵から抱卵までを行うための巣のことです。今年度の繁殖個体には、信州大学名誉教授の中村浩志先生が考案した産座を使用しています。実際に中村先生にご来館いただき、産座設置の際ご指導をいただきました。赤玉土の上に水苔とハイマツを混ぜた巣材を乗せ、より自然に近い営巣環境を再現しました。飼育下のライチョウは野生下のライチョウと比べ、産卵数が多くなったり、抱卵が不安定になったり、産座の中で卵を産まないなどの問題があります。大町山岳博物館でもこれらの問題に悩まされており、産座の改善に取り組んでいます。今年度繁殖に取り組むメスライチョウ2羽は繁殖を行うのが初めてであり、どちらもかなり警戒心の強い個体です。そのため、今まで以上に、より慎重に、ライチョウの飼育繁殖に取り組んでいきたいと思います。
繁殖に万全を期すため、繁殖に取り組む2ペアはご覧いただくことができません。現在は引き続き付属園奥のライチョウ舎で、繁殖に取り組まないオスとメスを1羽ずつ展示しています。飼育室内にメスのライチョウが見当たらないときは、産座の中で休んでいることがあるので、産座の中を覗いてみてください。
写真左:産座の中で休むメスライチョウ
写真右:同居中の様子