ニホンツキノワグマ
動物の解説
ニホンツキノワグマは、植物質を中心とした雑食性で、季節ごとに食べるものが変わり、その時期に最適なエサを求めて広い範囲を移動します。特に注目すべきは、ツキノワグマが食べた植物の種子を含むうんこです。ツキノワグマが移動先でうんこをすることにより、種子は遠くまで運ばれ、新しい場所で植物が発芽し、森が広がります。このように、ツキノワグマは森の再生と多様性を支える重要な役割を果たし、生態系のバランス維持にも貢献しています。
その他情報
IUCN:Ursus thibetanus 危急種(VU)
環境省:東中国地域・西中国地域・四国山地・紀伊半島・下北半島のみ絶滅のおそれのある地域個体群(LP)
環境省:東中国地域・西中国地域・四国山地・紀伊半島・下北半島のみ絶滅のおそれのある地域個体群(LP)
- 和名
- ニホンツキノワグマ
- 学名
- Ursus thibetanus japonicus
- 英名
- Japan black bear
- 繁体名
- 日本黑熊
- 分類
- 食肉目クマ科
- 生息地
- 日本(本州・四国)