南郷通5丁目、マジックスパイス(本郷通8丁目)のすぐ近くに、新しいユニークな新店が登場した、という事を信頼しているレビューアーの方々から教わったので早速行ってきた。
お店は南郷通リ7丁目の駅から徒歩数分・・・ちょっとわかりにくい場所だったけど、ここだけ写真の様に明るくてすぐわかった。
こじんまりとしたお店は、入店するとスパイスの香りが漂っていて気分が高まる。
いきなり目の前に、神棚があり、一瞬驚かされる。
メニューも
・鳥甘神(とりかいのかみ)→チキン
・豊豚(ほうとん)→ポーク
・五穀姫(ごこくひめ)→ベジタブル
という表記。
何か「神話」をモチーフにしているのかな?ちょっと面白い・・・ってか、ややわかりにくい?(笑
スープは3種類。
・天水(基本のサラサラスープ)
・赤茄子(トマトベース)
・白日(オリジナル白湯ベース)
辛さ
・一辛
・二辛
・三途(中辛)
・高天原(たかまがはら/旨辛)
・黄泉(よみ/激辛)+50円
・冥界(めいかい/鬼辛)+100円
・不可思議(ふかしぎ/何?)+150円
辛さも、こちらもスープと同様にユニークなネーミング。
具材は鳥甘神(チキン)スープは基本となる天水をチョイス。
通常私は初めてのお店は、ベーシックスープ、辛さ無料の上限・・・と言うセレクトにしている。けれど、無料上限だと、「旨辛」という事で、ちょっと物足りないかもしれないなと、それより一つ上の「黄泉」+50円をチョイス。
【鳥甘神(チキン)天水スープ】
色々と奇をてらったかのようなネーミングの割に、ビジュアルはオーソドックスな一皿・・・・でもないか?キクラゲが細く細切り昆布のようにあしらわれていて、よく見るとやっぱり個性的かな。
【スープ】
比較的透明感のある、サラッとしたスープは、まず甘さがガツンと来る。これは、野菜の甘みを凝縮した旨味を伴う甘み。(ここまで強烈に甘いと好き嫌いがはっきり分かれるかもしれないな・・・)
そして、カイエンの辛さがカツーン!と来るのだけれど、カイエンをスタートさせるオイルにゴマ油?を使用しているのかな?このゴマの香りが濃厚でエスニカル感がある。辛さ5番の黄泉は、私にはちょうど良い辛さ。もう1ランク上げても良いかな。
基本的にはマジックスパイスの味をもう少し甘さを強くした感じ。食べ進むとこの強い甘みも気にならなくなる。スープの甘みと、カイエンのスパイシーな辛さ、そしてゴマの香り、最後にチキンの旨味とコクが追いかけて来る。・・・何とも賑やかで忙しい味わい。
作りての「美味しくさせよう!美味しくな~れ!」という強い思いがそのままスープに溶け込んでる感じだ。(笑
【チキン】
柔らかくて、こうして持ち上げた後すぐに崩れてしまうほど、ホロホロにやわらかい。やわらかくて、そして味抜けも臭みも無い、おいしいチキン。
勿論、スープとの相性も良く、チキン+スープ+ライスで至福感、炸裂!というところ。
【野菜たち】
ブロッコリ: 揚げ、香り良し
スライスごぼう:揚げ、甘みあり
ニンジン:ゆで,やや硬
ピーマン:揚げ、香り良し
かぼちゃ:ゆでやや硬
煮込みキャベツ:味良くしみて、うま
きくらげ:細くカット食感おもしろ
じゃがゆでとろあま
・・・・・・・・
なす
しめじ
アボカド
赤パプリカ
黄色パプリカ
トウキビ
・・・・・・・・
うずら:アツアツでうま!
何と!確認できただけで14種類もの野菜たちがスープの中から現れた!でも、・・・・・で囲まれた野菜たちは・・・ちっさ・・・(笑
まあ、今は野菜も高いからねぇ・・・サイズは仕方ないか。
でも、後から後から新しい野菜たちが現れて来て、おいしいし、楽しいね~これは。野菜たちからの甘みと旨味がスープにまろやかに溶け出して、うん、これはうまいわ。
【ライス】
五穀米。これ、おいしいね。ご飯だけでバクバク行けちゃう。ご飯の旨味が強いから味わいの力強いスープとの相性もいい。
◆
ちょっとクセのある独特の甘みに舌が慣れてくると、多種多様の旨味のラッシュに味覚が振り回される面白さ、楽しさがある一杯。この味は賛否両論あるだろうけど、野菜の甘みが好きな人は、ドはまりにする美味しさだと思う。
次は肉の入らない野菜を試して、スープの味をダイレクトに楽しんでみたいと思う。
アジア・エスニカルティストの香り、次から次へと新しい具材がスープの中から現れる、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しいおいしさ。
ごちそうさまでした!!
自由香辛 フリースパイス
札幌市白石区南郷通5丁目北5-26
080-3212-1140
11:00~16:00
17:00~20:00
*日曜のみ19:00
月曜定休
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