2023年春、2つの医療系学部を新設します
医療は、evidence に基づいて行われるべき行為です。その evidence はさまざまな「検査」によって得ることができます。臨床検査技師は、確かな技術と知識によって、正確な検査結果(データ)をもたらす、医療行為のもっとも根幹の部分にかかわるきわめて重要な仕事であるといえます。
臨床現場ではさまざまな医療者が共同して診断治療にあたる「チーム医療」が行われています。臨床検査技師の果たす役割は大きい ですが、臨床検査技師としての主観的なもののみならず、他の医療者や治療を受ける人たちからみた客観的な視点も重要です。新潟薬科大学医療技術学部臨床検査学科では、さまざまなキャリアや資格を持った教員による知識偏重ではない ”From Bench to Bedside”の実践的なカリキュラムによって、先端医療や個別化医療を含めて変化する医療に柔軟に対応できる臨床検査技師を育成します。
医療技術学部 学部長予定者
青木定夫
医師の指導の下、病気の診断の補助となる心電図・脳波・血液などの各種検査を行い、検査データを分析、解析、管理し、病気や体の異常をいち早く見つけ出すことのできる重要な仕事です。本学では臨床検査技師としての知識・技能に加え、薬学教育に伝統のある大学として、薬物治療に関する専門的な知識を合わせ持ち、先端医療である「個別化医療」に積極的に貢献できる高度な判断力を持った臨床検査技師を育成します。
卒業時に取得できる資格
臨床検査技師国家試験受験資格
超高齢社会に突入し、療養の場が地域包括ケアシステム構築に向け、医療機関から暮らしの場に移行しています。さらに新型コロナウイルスによる感染が終息しないまま共存を余儀なくされる社会において、看護に対する期待やニーズがますます高まっています。
看護は、人々の健康を保持増進し、病気を予防するとともに、病気にかかった時の身体的精神的苦痛を和らげるために、質の高いケアを行うことを目指します。
本学では、学生が質の高い看護ケアを提供できる力を高め、看護の発展や創造に寄与するプロフェッショナリズムを持つ専門職として活躍できるカリキュラムを編成しています。「医療・健康系大学」の看護学部であることは本学の特色といえます。
人々の健康維持に役立ちたい、病いの床にある人々に関わりたい、看護を科学的に学んでみたい等、健康や看護に関心がある方は、ぜひ次世代を担う看護職になるために新潟薬科大学で学んでみませんか。入学を心より歓迎いたします。
看護学部 学部長予定者
定方美恵子
看護師の仕事は、病気の人だけではなく健康な人も含め、すべての人のくらしや健康を支えることです。本学では、病気の人の看護、地域社会における健康なくらしへの看護に重点を置き、くらしの中で身近な食品、薬やサプリメント、音楽など人を取り巻く環境の知識等を教養科目として学ぶことで、様々な視点から広く健康を考えることができる看護師を目指します。
また、外来通院しながら生活する人や在宅療養する人へ、医療系多職種と連携して支援できる看護職を育成します。
卒業時に取得できる資格
看護師国家試験受験資格/保健師国家試験受験資格(選択制)
※保健師資格取得者は、以下の資格申請が可能
養護教諭二種(卒業時申請)※要指定科目単位取得/第一種衛生管理者(免許取得後申請)
2023年4月に新設を予定している学部については、令和5年度大学入学共通テストの利用を予定しております。
詳細については、文部科学省より学部の設置認可が下りたあと、本学が順次公表する学生募集要項をご確認ください。