大学院 応用生命科学研究科 博士前期課程
『生命科学、食品科学、環境科学、薬科学、理科教育学』
生命を取り巻く「科学」を極める多彩な研究分野
『生命科学の基礎と応用』を研究し、その分野での実践力を身につけることを目的とした『応用生命科学コース』は、開拓者精神と起業精神に富み、かつ実社会に出て新しい商品や産業を作るための即戦力となる人材を育成することを目指しています。『理科教職専修コース』は、高度な専門知識の修得、最先端の科学技術研究の実践により、″高度化された理科(サイエンス)”の楽しさを伝えることができる人材の育成を目指します。
また、『薬科学コース』は、応用生命科学部の研究基盤である『食』と『バイオ』および『環境』の知識・技術と、薬学部が今日まで培ってきた創薬科学研究、医療薬学研究を融合した分野での実践力を身につけた人材を育成することを目指しています。
教育課程及び履修要領
本研究科の教育課程及び履修要領については こちら をご覧ください。
授業計画(シラバス)及び時間割
本研究科の授業計画(シラバス)及び時間割については こちら をご覧ください。
修了要件
博士前期課程を修了するためには、本課程に2年以上在学して30単位以上を取得し、かつ必要な研究指導を受け、修士学位論文の審査及び最終試験に合格しなければなりません。ただし、優れた業績を上げた者の在学期間については、1年以上在学すれば足りるものとします。
研究指導計画
大学院に在学する学生一人一人に対し、指導教員は研究指導の方法や内容および計画を予め明示しています。
修士(応用生命科学)の学位取得までのスケジュールは、概ね以下のとおりです。
※下記のスケジュールは、研究の進行状況等の事情により変更となる場合があります。
応用生命科学コース
1年次
- 主任指導教員との協議の上、研究テーマを決定(4月)
- 研究指導計画書の作成(4月)
- 実験・調査等の実施
- 研究室セミナーにて雑誌紹介及び研究進捗報告
- 授業科目の受講
- 学外成果発表(学会発表)の準備及び発表
2年次
- 研究指導計画書の作成(4月)
- 実験・調査等の実施・まとめ
- 研究室セミナーにて雑誌紹介及び研究進捗報告
- 授業科目の受講
- 学外成果発表(学会発表)の準備及び発表
- 中間発表会(7月)
- 修士論文の執筆
- 修士論文の提出(1月)
- 主査・副査の決定(1月)
- 修士論文発表会(2月)
- 最終試験(2月)
- 学位論文最終稿の提出(3月)
理科教職専修コース
1年次
- 主任指導教員との協議の上、研究テーマを決定(4月)
- 研究指導計画書の作成(4月)
- 教育臨床実習の実習校決定(4月)
- 教育臨床実習とその報告書作成
- 研究室セミナーにて雑誌紹介及び研究進捗報告
- 授業科目の受講
- 学外成果発表(学会発表)の準備及び発表
2年次
- 研究指導計画書の作成(4月)
- 実験・調査等の実施・まとめ ・研究室セミナーにて雑誌紹介及び研究進捗報告
- 授業科目の受講
- 学外成果発表(学会発表)の準備及び発表
- 中間発表会(7月)
- 修士論文の執筆
- 修士論文の提出(1月)
- 主査・副査の決定(1月)
- 修士論文発表会(2月)
- 最終試験(2月)
- 学位論文最終稿の提出(3月)
学位論文審査基準
本研究科の学位論文審査基準については こちら をご覧ください。
担当教員一覧
※一部変更になる場合があります。
応用生命科学コース
研究分野(研究室名) | 担当教員 | 課題研究の概要 | |
---|---|---|---|
職名・学位 | 氏名 | ||
食品分析学 (食品分析学) |
教授・薬学博士 | 佐藤眞治 | メタボリック症候群などの生活習慣病を予防する機能性食品の開発と機能評価。 |
食品機能化学 (食品機能化学) |
教授・博士(農学) 助教・博士(学術) |
松本 均 能見祐理 |
ポリフェノールやビフィズス菌、オリゴ糖などの機能性食品とその素材の有効性、機能性メカニズムに関する研究 |
グリーンプロセス・食品工学 (食品・発酵工学) |
教授・博士(農学) 准教授・博士(工学) |
重松 亨 井口晃徳 |
安全性や経済性を満たす低環境負荷な食品加工技術ならびに環境保全技術の確立を目指した高圧力および微生物機能の応用に関する研究。 |
食品安全学 (食品安全学) |
教授・理学博士 准教授・博士(理学) |
浦上 弘※ 西山宗一郎 |
食中毒の防止に関する研究。ノロウイルスやボツリヌス菌など食中毒関連病原体の感染制御・環境応答の研究。HACCPの企業への適応と普及の推進。 |
動物細胞工学 (動物細胞工学) |
教授・博士(理学) | 市川進一 | 酸化ストレスなど、細胞ストレスによる細胞死の研究。スフィンゴ脂質の生理機能についての研究。遺伝子改変による神経機能の解明。脂肪肝抑制法の研究。 |
応用微生物・遺伝子工学 (応用微生物・遺伝子工学) |
教授・博士(農学) 助教・博士(農学) |
髙久洋暁 山崎晴丈 |
資源枯渇、地球温暖化問題の解決へ向け情報科学を利用した微生物の物資生産機能改変(スマートセル)による省エネルギー・低コストの高機能品生産の研究。分裂酵母の寿命延長機構に関する研究。 |
植物ゲノム科学 (植物細胞工学) |
准教授・博士(農学) | 相井城太郎 | 植物における生殖、変異及び有用形質発現のメカニズム解明と、データを駆使した健康に資する次世代植物の開発に関する研究。 |
酵素工学 (酵素工学) |
教授・博士(農学) | 井深章子 | 立体構造に基づいた酵素の機能・基質特異性・分子進化に関する研究。 |
環境工学 (環境工学) |
教授・博士(工学) 准教授・博士(工学) |
川田邦明※ 小瀬知洋 |
化学物質の計測法の開発と環境動態解明等への応用。持続可能な社会の実現に資する廃棄物の循環利用法及び新しい水処理法の開発に関する研究。 |
グリーンケミストリー (環境有機化学) |
教授・博士(工学) 助教・博士(理学) |
中村 豊 小島 勝 |
糖などの再生可能資源を出発原料とする生理活性天然物の効率的な合成に関する研究。 |
生体分子化学 (生体分子化学) |
准教授・博士(理学) | 宮﨑達雄 | 生体分子である糖質やステロイドなどを基本骨格とする新たな機能性分子の設計および合成に関する研究。 |
分子科学 (化学) |
教授・博士(理学) | 新井祥生 | 有機溶媒を使わない環境に優しい新規固体反応の研究および植物又は動物中の有用物質の研究。 |
※2022年3月退職予定
理科教職専修コース
研究分野(研究室名) | 担当教員 | 課題研究の概要 | |
---|---|---|---|
職名・学位 | 氏名 | ||
理科教育学 (理科教育学) |
教授・修士(学校教育) 教授・博士(理学) |
村上聡 (兼)新井祥生 |
構成主義的学習論に基づく理科の授業づくりとその実践に関する臨床的研究。科学的概念を形成するための教材・教具の開発とその効果の検証。 |
教育学 (教育学) |
教授・修士(教育学) | 木村哲郎 | 教育現場での参与・非参与観察に基づく教育実践研究。シティズンシップを育てるカリキュラムと指導方法の開発。 |
生物学 (生物学) |
講師・博士(水産学) 教授・修士(学校教育) |
小長谷幸史 (兼)村上聡 |
モデル生物や環境に関する生物指標などの生物教材とその効果的な使い方の実践に関する研究。生物を扱う人としての見方・考え方を育む教育方法の検討。 |
薬科学コース
研究分野 | 研究室名 | 担当教員 | 課題研究の概要 | |
---|---|---|---|---|
職名・学位 | 氏名 | |||
有機薬化学 | 薬化学 | 教授・薬学博士 | 杉原多公通 | 高効率的分子変換反応の開発に関する研究。新規ガス固定反応の開発。新概念に基づく医薬品の合成研究。 |
生薬・天然物化学 | 生薬学 | 教授・薬学博士 | 渋谷雅明 | 天然物の生合成研究。 |
生化学 | 生化学 | 教授・博士(薬学) 准教授・博士(薬学) |
小室晃彦 宮本昌彦 |
抗ウイルス自然免疫に関わる分子の作用機構の解明、ウイルスと宿主因子の相互作用に関わる研究。 |
衛生化学 | 衛生化学 | 教授・博士(薬学) 助教・博士(医学) 助教・博士(薬学)・博士(保健学) |
酒巻利行 佐藤浩二 冨塚江利子 |
エネルギー代謝を標的とする創薬に関する基礎研究。生体成分および薬毒物の体内動態に関する研究。がん細胞の増殖制御に関連する遺伝子の機能解析に関する研究。 |
微生物学 | 微生物学 | 准教授・博士(薬学) 准教授・博士(理学) |
福原正博 山口利男 |
様々な環境条件下における各種細菌の生育検討ならびに薬剤耐性臨床分離菌株の遺伝子解析に関する研究。 |
薬品分析化学 | 薬品分析化学 | 准教授・博士(医学) | 中川沙織 | 薬物及び生体成分の高感度微量分析法とその臨床応用に関する研究。 |
薬品物理 化学 |
薬品物理化学 | 教授・博士(学術) | 星名賢之助 | 光物理化学・量子化学計算に基づく新規化学反応の機構解明、および、広い意味での物理刺激による医薬品物性や生体反応への影響の評価、分析法への応用研究。 |
薬剤学 | 生物薬剤学 | 教授・博士(薬学) | 久保田隆廣 | 薬物感受性の個体差に起因する変異遺伝子を探索し、その表現型に及ぼす影響を解析する研究。 |
機能形態学 | 機能形態学 | 教授・博士(歯学) 准教授・博士(理学) |
山下菊治 岩田武男 |
転写調節因子ATF3を介した遠赤外線の腫瘍抑制機序、および肥満とその合併疾患の発症機序に関する研究。 |
社会薬学 | 社会薬学 | 教授・博士(薬科学) | 富永佳子 | 薬局薬剤師の職能発揮と職種間連携に関する研究。患者の行動変容を促す手法に関する研究。薬局拠点の生活習慣病予防に関する研究。 |
薬理学 | 薬効薬理学 | 教授・博士(薬学) 准教授・博士(薬学) |
前田武彦 川原浩一 |
薬効評価手技と薬物治療標的分子に関する研究。 |
臨床薬学 | 臨床薬物治療学 | 教授・博士(薬学) 准教授・博士(薬学) |
若林広行※ 神田循吉 |
骨代謝疾患の成因と薬物治療に関する研究。時間薬物治療に関する研究。 |
臨床薬学教育研究センター | 教授・博士(薬学) 教授・博士(医学) 教授・博士(薬学) 准教授・博士(薬学) 准教授・博士(薬学) |
朝倉俊成 坂爪重明 継田雅美 齊藤幹央 阿部 学 |
糖尿病治療薬および医療用具の適正使用に関する研究。糖尿病療養指導に関する研究。薬剤過敏症の臨床解析に関する研究。感染対策に関する研究。 | |
病態生理学 | 教授・医学博士 助教・博士(保健学) |
青木定夫 内山孝由 |
血液腫瘍の新たな遺伝子変異および腫瘍特異抗原を標的とした新規治療法の開発に関する研究。 |
関連リンク
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