先輩職員のメッセージ(弛まぬ技術の向上について) | 独立行政法人 統計センター
新規職員の採用

先輩職員のメッセージ(弛まぬ技術の向上について)

理論と実務をつなぐ

先輩職員 床裕佳子(とこゆかこ)の写真

統計編成部消費統計編成課統計専門職 併任 技術研究開発課
 床 裕佳子  平成22年採用

  • 平成22年10月 統計センター採用 情報技術部情報処理課
  • 平成26年7月 統計情報・技術部統計技術研究課
  • 平成29年10月 統計情報・技術部統計技術研究課上級研究員
  • 平成31年1月 現職

メッセージ

理論と実務をつなぐ。統計センターでは、製表業務の高度化や製表結果の品質の向上、統計ニーズの多様化への対応などに資するため、統計作成のプロセスに適用可能な技術の研究を行っています。私が所属する消費統計編成課では、家計調査の製表プロセスの効率化のために、人工知能(AI)技術を用いた格付手法の研究を行っています。格付とは、調査回答者から得た回答内容(自由記入形式)を、機械処理を行いやすいように分類(符号化)することを言います。例えば、家計調査では、家計の日々の収支に関する品目について家計簿形式で回答していただいていますが、それらの品目について約600もの符号に分類しています。この格付プロセスの効率化を目指し、日々分類アルゴリズムの研究を行っています。また、公的統計の分野では、公的統計における新しい技術や手法に焦点をあてた国際会議などもあり、国内外の研究者との交流の機会も多くあります。統計センターにおいても、研究成果についての発表を行い、また、最新の技術動向についての情報収集や研究者間での意見交換など、積極的に同じ分野で活躍する研究者との交流を深めています。メッセージ。統計センターでは、統計を「つくる」、「活かす」、「支える」という3つの使命のもと、様々な仕事を行っています。この3つの使命を果たすために、目的に応じて様々な研究も行っており、理論研究から理論と実務をつなぐ応用研究まで、幅広く統計センターの実務と研究がつながっています。皆さんも私たちと一緒に、最先端の技術を用いた統計作成のプロセスに携わってみませんか。
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ある日のスケジュール

9:00 出勤、メールチェック 9:30 論文作成 13:00 研究打合せ 16:30 打合せの内容に基づきプログラミング 17:30 作成したプログラムを実行・評価 19:30 実行結果の報告、退勤
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統計図書館で調べものをしている様子