サピックス保護者会で先生からいただく国語に関するアドバイスのまとめになります。
5年生で身につけたいこと
語彙力
- 分からない言葉があっても読解できるようにする。
- そのため辞書ですぐに調べず文脈から考える訓練を
- 同音異義語は間違えやすいので意味までシッカリ(務め・勤め・努め等)
テーマの意識
- 文にはテーマ(あるある文章)があるのでそれを意識する。
- 小6になると二面性とか女心とか複雑なテーマが増えるので今のうちからテーマのストックを積む。
- テーマ例1:新たな発明するには常識を疑うことが必要ですね系
- テーマ例2:子と親でわだかまりがあったけど実は相手を大切に思っていたことが分かり、わだかまりが解ける成長話系
サピックス授業
国語A(文法語彙など基礎シッカリ授業)
- 小4から、小テスト(ディリーチェック)ボリュームアップし、読解メソッドが線引きレベルから演習形式(抜出や選択肢)になる。
- 慣用句は入試頻出なので今の内から要チェック。
- 対義語と類義語は概念を覚える。以下の感じ。
- 主観といえば・・・自分、本人、思い込み
- 客観といえば・・・他社、第三者、冷静
国語B(記述ガッツリ授業)
- 文章が長文&複雑化&デープ化(寂しさ・死・病気・葛藤・戦争・離婚)
- 続きなどが気になったらその本を子供に与えて文章を楽しむ。
- 冊子の後ろに「言葉の意味」問題が追加(文脈から考えさせる。辞書NG)
- 抽象度の高い文章が多く子供が感情移入が出来ないものが多くなる。
- アフリカ内戦で子供を失う話や、空が飛べる少年の苦悩など。
- わかろうとするかが重要。頭の中だけで処理せずノートに書き出すこと。
- 論説文は常識との対比が多く、そもそも常識を知らないと比べられない。
- 知らない場合は先ず問題文を読んで常識として知識に
ノートは自分が失点したところをメモる
- 先生の書いたものを全てノートに板書する必要もなく、例えば国語Bの授業だと、自分が得点できないポイントに絞って書く(復習効率アップ)
家庭学習
国語A(文法語彙系)
- デイリーチェック80点が最低ライン。返却されたディリーチェックは「今できない=弱点」なので必ずやり直す。
- 漢字と言葉ナビは日々コツコツと続ける。
- 漢字学習は沢山あるのでメリハリ重要。覚えたものはあえてやらなくて良い。
- 語彙力は読解はニアリーイコール(語彙が無いと読解がそもそも出来ない)
- コトノハは単元に関係するものを関連つけて覚えて
- 節句の話ならそれぞれの節句を一通り等
国語B(記述ガッツリ系)
- 記述の回答でどこが不足したかが明確に。
- 正解にするため何を気づくべきだったか過程を分かるようにノートへ書く。
- これを丁寧にやるのと、はしょるのでは小6で大きな差になる。
- 問題を解いて間違え直しして終わりでなく、なぜ正解にできなかったのか、文章を読み直すのがすごく重要
- 音読重要。親が聞いてつまづきや理解度が見える化して対策。
その他
- 国語B(長文ガッツリ)は小分けNG。国語A(文法漢字)は小分けOK。
- 他の参考書に手を出すより今与えられたものをきっちりこなす。
- 国語の要知識力編は80点取れていなかったら不足と思って。
- 読解力編も小5の間に触れておくこと