サピックス様から展開される夏休み以降に向けて保護者が認識すべき内容の国語編になります。
夏期講習の事前準備
- 「文章読み方」「線の引き方」を親も具体的に子供に確認する。
- ①サピ授業の演習中にやっている?
- ②やってたら役に立ってる?
- ③さらにやったほうがよい工夫とかある?
- もし「やっている」とだけ回答したら具体的にどう工夫しているか聞く
- 正解例:読む時に授業で教わったマークをしているか
- 全体:キーワードは☆、接続詞は◯で囲む
- 文学的:心情変化のきっかけを注意
- 説明的:まとめは「ま」、主張は「主」など書く
- 聞いて説明できないときは工夫をしていない証拠。
- 正解例:読む時に授業で教わったマークをしているか
- 「重要なところに線を引いている」としても、強調表現、主張、キーワード、心情表現で分ける説明が出来ないのNG。
- 国語で伸び悩んでいるのに読み方の改善が言えないのは本気で改善しようと思っていない。
- 授業で読み方線の引き方を説明している。学んだことを活かしている人が伸びている。国語の読み方は意識しないとかわらないので注意。
夏期講習
授業内容
- 演習授業で土特と同じ。
- 大問3題から原則2題を演習形式(実施しない大問をやる必要はない)
- 毎回同一ジャンルから出題される
解けなかった問題は自己分析
- ①間違えたところで具体的な次への工夫をメモする。
- 以下は例。
- 傍線部の周辺を確認すべきだった
- 指示語の内容確認をすべきだった
- 集計して何が弱いか自己分析が必要。
- 以下は例。
- ②具体的な解決策を考える。
- 読み違えているなら、読み落としやすい文章の分析。文章に斜線を入れて要素を分ける工夫など。
- 自力で解決策を考えるのはむずかしい。授業ではよくテストで出る話やキーワードを説明しているので、まとめて理解しておき、テストの設問が典型パターンになる目を向けた方が効率的。
- ③解決策がうまくいかない場合ヒントを得ようとして授業に参加しているか
- 問題意識を持つと授業で伸びる。
- 解決策のヒント
- 週に1度はコトノハをみて最近の重要ワード、キーワードをまとめる
- 使いやすい気持ち言葉一覧を確認して、テストで使える引き出しを増やしておく
- うしろめたい:衝撃を受ける
- まえむき つらい:多い
- ピッタリくる言葉が出ないとき使うものをきめておく。テストで言葉をうんうん悩んでは時間ロス
- 授業で先生が覚えた方がよいよという言葉をちゃんとメモっているか親も確認。
漢字テスト
- 漢字の要ステップ1をやる。
- 同音異義語で点数を落としている子が多いので注意。
- 漢字点数でもクラス昇降へ影響がバッチリある
過去問
有名中(有名中学入試問題集)
- 夏は有名中にとりくむ(秋で志望校過去問になれるため)
- 入試のトレンドをつかむのが目的で点数目的でない
- 過去問を自己採点し直しがキチンとできているかサピ先生も確認する
- 解いただけでは意味がない
- 国語は時間オーバーしても最後まで解く
- 時間外でといた場合はその分も踏まえて反省する
- サピ先生が取り組む学校を指定する。
- 夏期講習復習が最優先だが、各期間に1校でも出す直しまでした結果を提出する。
- 提出は直しが正しくできているかを確認する。
- 初回提出日に直しが不十分だと次も提出が必要になる。
志望校の過去問
- 夏季は志望校過去問を絶対にとかないこと。
- 同じ問題を2回やる必要はない
- 朝一は国語の学校が殆どなので、国語からやる
- 第1志望校は5~10回、第2志望は3~5回、お試し校は1~2回
- 解く量をふやすより、自分の弱点を丁寧に分析することが肝。
その他
- サピ授業の待ち時間を利用して国語知識系を積み重ねるのが良い
- 国語A知識の学習、語彙力完成プリント、知識の相関性など
- やっている人とやらない人は日々開いていく
おわりに
1にも2にも自己弱点分析の重要性をマシンガンのようにいただいた内容でした。
子供って新しい問題は解きたい気持ちがある一方で、間違い問題の振り返りは(過ぎたことと思っているのか)あまりやりたく無いようで、小6の時期いかに掘り下げが大事かどうやったら伝わるか悩む日々でございます。そういうえばドラゴン桜でもケアレスミスで片付ける生徒をネタにした会がありました。
ドラゴン桜 15巻より
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