コロナ禍でなかなか開催されなかった学校説明会ですが先日神奈川御三家聖光学院の学校説明会(保護者1人のみ)に行ってきました。
検討されている方の参考になるようレポートしたいと思います。
検討されている方の参考になるようレポートしたいと思います。
色々感動ポイントが多く盛りだくさんになったので、今回は説明会全体構成と個人的にはかなり虜になった新しい授業編からご紹介します。
説明会の構成
以下3点でした。
- 取り入れている新しい授業(探求/プログラミング)
- 受験親が知りたいFAQ
- 学校見学
1と2は講堂で。3は実際の学校内の見学になります。
いずれも、学校ならではの取り組みが伝わり収穫が多いものでした。
取り入れている新しい授業について
学校が生徒を伸ばしたいスキルの説明があり
そのハウトゥとして探求とプログラミングについての説明でした。
そのハウトゥとして探求とプログラミングについての説明でした。
学校が生徒へ伸ばしたいスキル
まず学校側の子供をのばいしたいスキルについて以下の説明がありました。
- 課題設定力
- 調整力(プロジェクトの戦略を立てる力)
- 観察力(目に見えない関係を見抜く力)
- 俯瞰力(先を見る力)
- 内省情動のコントロール(いわゆるキレない力)
- 多様性の理解
中高の学校でここまで着目してやっているのかと驚愕の嵐。
特に、自分の感情がコントロール出来ない失敗は社会でよくやらかしたので「内省情動制御」までもがスキルに入っていて椅子からずり落ちそうになりました。
探求授業について
上記スキルを育てる具体的な授業として「探求」の説明に入りました。
「探求」授業は、高1の段階で(教師から与えられず)自分で探求テーマを決め週1の授業の中で共同メンバと問題関心の共有・テーマの深堀り・課題解決・成果発表とまさに大学の学士論文でやるようなものでした。
メモったことや良かったところ
- 学校からテーマが与えられないので、必然的に能動的にテーマを自分で考える状況におかれる。
- 探求は自分で計画書を作って先生に説明して3人にGoサインもらわないとNGのシステムなので、まとめる力や他者へ説明する力が鍛えられる
- 週の授業の一コマで他生徒とグループごとにやるので、一人黙々ではなく仲間と協調しあいながら進められる
- 先生も答えを教えずに質問を投げかけて、生徒の考えを補佐するスタイルなので、考える力を誘導してくれている。
- テーマとしては、心理、社会、音楽、工学、スポート、IT系が多いそうです。
探求授業の前の「探求基礎」について
いきなり高1で研究やりなさい的に突入するわけではなく、準備段階として中3で「探求基礎」という授業が組みこまれます。
「探求基礎」ではレゴブロックを使ったグループ研修で、自己の考えや特徴をブロックで表現して、なぜその形にしたか他者へ説明する内容の説明をいただきました。
メモったことや良かったところ
- 中高生への「内省情動」の教育はどうやるのだろうと思いましたが、レゴで自分の考えを表現して他メンバにプレゼンさせる教育という内容で、まさに一つのやり方なのだと納得。
- 他の人が表現したレゴと自分のレゴをくっつけて別の表現物を作る研修もあるので、こりゃチーム協調能力もあがるはと納得。
- さらにこのレゴ研修はNASAやGoogleなど大企業で使う研修とのこと!
なお、説明会で説明いただいた名塩先生は、「レゴシリアスプレイのファシリテーター」の資格も所持されておりネットで調べたら色々インタビュー記事を拝見しました。
プログラミング授業について
メモとったところを箇条書きで紹介します。
3Dのドラクエゲーム作ったり、スマホアプリ作る授業まであり、またまた想定の2段階上を行きました。
3Dのドラクエゲーム作ったり、スマホアプリ作る授業まであり、またまた想定の2段階上を行きました。
・時期は中3~高1
・プログラムだけでなくネットワークの仕組みや法規もやる
・これまたチーム学習で行うものも
・プログラミングも以下のように多種多彩
・プログラムだけでなくネットワークの仕組みや法規もやる
・これまたチーム学習で行うものも
・プログラミングも以下のように多種多彩
- ロボット・プログラミング(KOOV)
- 3Dゲームプログラミング(Mind Render)
- スマホアプリ
- Pythonの画像処理
おわりに
ちょっと盛りだくさんになったので「受験親が知りたいFAQ編」「学校見学編」は続きで書きたいと思います。