ギリギリの配合を見極めるため試行錯誤~オイルシールと材料設計技術~ | NOK×日刊工業新聞 Journagram | Technology | NOK株式会社

ギリギリの配合を見極めるため試行錯誤
~オイルシールと材料設計技術~

特性に合わせ、必要な機能を満たす

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低トルクシール材料の開発を解説した図解。しゅう動面の凹凸を増やし、動圧効果(流体潤滑作用:エアレーション)を高め、油膜を厚くすることで流体潤滑部の摩擦係数低減を図ることをコンセプトに、密封中のしゅう動部のエアレーション面積比率を観察。通常材は16%、低トルク開発材は26%となっている。(エアレーション面積比率:エアレーション領域/接触領域×100)

量産化に高い壁

吉田 卓

NOK株式会社 技術本部 材料技術部 材料技術四課

イーグル工業株式会社に配属後、岡山事業場でウォーターポンプシールやカーコンプレッサーシールなどの材料開発、改善を担当。2014年、NOKへ転籍。湘南開発センターにてオイルシールの材料開発に従事。2017年、福島事業場へ転勤となり、オイルシールの材料開発、改善に携わる。

記事内のデータ、所属・役職等は2023年2月現在です。

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