「湯葉」と「湯波」の違いは?なぜ有名?日光ゆばのお土産・ランチのお店27選!
「ゆば」の2大産地と言えば京都と日光! みなさんは、日光湯波(ゆば)は京都の湯葉(ゆば)と、ずいぶん違うことを知っていますか?
今回は「ゆば」の歴史を紐解きながら、日光湯波の魅力、日光湯波各種の販売店情報、日光湯波のランチやテイクアウトスポットを、老舗から人気店・ニューフェイスまで深掘りします。トロットロの生湯波&ふっくら含め煮は最高! ぜひ日光へ食べに来てくださいね。
「日光ゆば」と「京ゆば」は、どこが違うの?
また、京ゆばは「湯葉」、日光ゆばは「湯波」と書き、料理の用いられ方が違います。京都の湯葉はほとんどの場合、京料理を彩る名脇役として用いられ、製法も一重で引き上げ、薄くて繊細な湯葉です。一方、日光の湯波は『含め煮』や『生湯波のさしみ』など、主に料理の主役として用いられ、二重で引き上げるボリュームのある湯波です。
日光がゆばの二大産地になったのはなぜ?
日光湯波、どこで買う?(日光門前町)
日光市には日光湯波を製造直売しているお店が点在しています。ここでは品質の高い湯波を製造し、ホテルや料理店に卸している老舗や人気店をご紹介します。お土産はもちろん、生湯波を買って、お宿で楽しむのもおススメです。
【日光門前町】
元祖 日光湯波 海老屋長造:創業明治5年、厳選国産大豆と日光の天然水を用い消泡剤を使わず、手作りで質の高い湯波を製造しています。
日光湯波 ふじや:創業明治元年。刺身用(生湯波)、煮物用、鍋物用、菓子湯波など10種類以上の湯波が揃います。
松葉屋 日光店:厳選した栃木県産大豆と100%天然水(地下)を用いて、添加物を使用せずに製造しています。今市市街に松葉屋 本店と芹沼工場と直営店もあります。
日光湯波、どこで買う?(今市エリア編)
今市エリアにも、おいしい湯波の販売店が点在しています。今回はその中から、ゆば製造工場の見学ができる直売店3店をご紹介します。
松葉屋 芹沼工場:国産大豆と日光の天然水(地下)を使い、無添加でゆばを製造しています。工場稼働時はガラス越しに見学できる。直売所では湯波各種の他、豆腐やがんもも販売しています。
まつたか:昭和64年創業のゆば製造・直売店。工場稼働時にはガラス越しに見学ができます。ぎんなん巻ゆば・スモークゆばなど、独創的でおいしいゆばも揃います。
日光ゆば製造 日光工場直売店:日光宇都宮道路の大沢ICから車で約5分。工場稼働時には見学のほか、ゆばの引き上げ体験と試食(500円)もできます(要予約)。アツアツのできたてトロトロの引き上げ湯波は最高!
【日光門前町】風雅な庭園と湯波料理を楽しむ店&老舗で味わう湯波懐石
せっかく日光に来たなら、お店の雰囲気も味も抜群のお店で日光湯波を楽しみたい。歴史ある老舗で湯波懐石を楽しみたい…。そんなあなたにおススメしたいお店はこちら!
●風雅な庭園を眺めながら湯波料理を堪能
日本料理 日光 高井家:1805年創業の老舗。心づくしのおもてなしと美味しい料理を、風雅な庭園を眺めながら堪能できます。
▼ランチ湯波懐石(7,260円・8,470円)
山内茶寮 大光坊:日光山輪王寺の旧坊の一つ大光坊跡に佇む茶寮。四季折々の美しい自然に囲まれながら日光の老舗の湯波と甘味が味わえます。
▼湯波膳(2,800円)
●老舗で味わう湯波懐石
割烹 二葉:世界遺産の二社一寺御用達の老舗店。伝統的な日本料理の中に西洋料理の技法も取り入れています。
▼コース料理( 6,160円・8,250円・10,340円)
割烹 恵比寿家:世界遺産「日光の社寺」御用達の老舗店。どのコースもいろいろな日光湯波がお楽しみいただけます。
▼コース料理(2,400円・3,500円・5,000円)
※価格は税・サービス込み
※ますだや」「与多呂(本店)」は2024年5月現在休業中。
関連資料
【日光門前町】2,000円台で楽しめる湯波ランチ
リーズナブルに、でも日光湯波の魅力をしっかりと味わいたい時には、2,000円~3,000円のランチがおススメ。
油源:湯波や栃木県自慢の食材をふんだんに使ったランチをリーズナブルに楽しめます。
▼湯波づくし膳 (2,130円)、ゆばちらし(1,590円)
Fudan懐石 和み茶屋:レトロで小粋な空間で、美しく美味しい湯波の懐石料理を気軽にお楽しみいただけます。
▼生湯波懐石(3,000円)、湯波懐石( 2,500円)
さん・フィールド:日光湯波の二大老舗 "海老屋" と "ふじや" のいろいろな種類の湯波が楽しめます。
▼ゆば御膳 (2,200円)
お食事処 栞:日光金谷ホテルで副料理長を務めた渋谷シェフのお店。湯波の含め煮が絶品です。
▼縁(2,508円)、雅(4,378円)
カフェ レストラン ベル:地元の人からも愛されているジャズの流れる老舗喫茶店。
▼ゆばづくし御膳(2,800円)
【日光門前町】1,000円台で楽しめる湯波ランチ・湯波料理
日光湯波、食べてみたいけれどちょっと予算オーバーだなあ…。と思っているあなた! 大丈夫、1,000円台でもしっかりと日光湯波の魅力を味わえるお店があります。今回はコスパ最強のお店3店をご紹介します。
ゆばカフェ葉月:国産大豆と日光の天然水を使用した自社製造(平家湯波)の湯波が楽しめます。
▼とろっとゆばのスープごはん(1,800円)、焼きゆばホットサンドセット(1,100円)
江戸っ子:湧き水を使い毎朝本店で手打ちする美味しい蕎麦を湯波とともに楽しめます。
▼ゆばセット(1,650円)、ゆばそば・うどん(1,300円)
NIKKO YOTARO:湯波料理店「与多呂」の新店。リーズナブルに湯波料理が楽しめます。
▼ゆば料理セット(1,650円)
【日光門前町】寿司・そば・その他・スイーツで楽しむ日光湯波
日光湯波は、コースやセットのみならず、寿司やそば、スイーツなどさまざまにアレンジしても美味しいんです。また、気軽に立ち寄って単品やスナックで湯波を楽しめるお店もあるんですよ。
日光湯波巻き 全 ZEN:日光湯波をアレンジした和風創作料理をスタイリッシュな空間で楽しめる。1,000円台の単品~10,000円超の豪華コースまで様々なチョイスが可能。
含満の茶屋:小渓谷散策を楽しめる「憾満ヶ淵」の入り口に立つ、何を食べても美味しい茶屋。
▼ゆば付きざるそば(1100円)、ゆば含め煮(680円)
補陀落本舗:老舗の和菓子店ですが、ふっくら炊き上げた”おこわ” を半生の “ゆば” で包んだおにぎりも人気。
▼ゆばむすび(550円)※1日限定50パック)
鉢石カフェ(湯沢屋):ふじやのゆばトロ・海老屋の豆乳(ソフトクリーム)、羊羹を使ったスイーツが楽しめます。
▼冷やし湯波ぜんざい(1,210円)
揚げゆばまんじゅう本舗 日光さかえや:栃木県産豆乳と湯波を使った皮で作るまんじゅうをカラッと揚げた「あげゆばまんじゅう(250円)」は、TVでも多数紹介の逸品。
奥日光で楽しむ湯波ランチ&湯波
奥日光にも湯波料理や湯波そばを楽しめるお店が点在しています。ここでははその中から、おすすめの2店をご紹介します。
日本料理なんたい:地元産の大豆と日光の天然水を用いて作った湯波を楽しめるお店。関西で修業した店主がこだわりを持って作っています。
▼日光ゆば定食(1,760円)、はんなり日光湯波膳(2,530円)
龍頭之茶屋:龍頭滝の観瀑台にある茶屋。滝を目の前にイートインやお団子・スナック類のテイクアウトもできます。
▼ゆばそば / うどん(1,000円)、ゆばからあげ(ねぎ塩 / カレーマヨ 400円)
※掲載の価格は、2024年5月現在の情報です。変更となる場合がありますので、予めご確認のうえお出かけください。
Column
日光湯波の魅力にハマっちゃう?
日光開山の後、山岳宗教の地・日光に伝わり、社寺への供え物として広まり、さらに観光地・日光の歴史と共に進化してきた日光湯波。日光の美味しい水と良質な大豆と職人の技が生み出す、トロットロの生湯波や揚巻湯波をはじめとする様々な湯波、そしてバラエティー豊かな湯波料理やデザート。みなさんもぜひ、日光湯波の深~い魅力を味わいに日光へ来てくださいね!
この記事を書いた市民ライター:フルリーナYOC
日光の自然と美味しいものが大好き。今年92歳になる車いすの母と共に日光のあちこちに出没中。いろいろ忘れることも多くなっている母だけど、鋭い味覚は健在で、おいしいものを食べると満面の笑み。今回ご紹介したお店は、母を満面の笑みにしたお店です。