第一三共や中外「抗体医薬」で攻勢 機能改良が競争軸に
第一三共や中外「抗体医薬」で攻勢 機能改良が競争軸に
バイオ医薬品の1つである抗体医薬品を改良した「次世代抗体医薬品」の開発で、日本企業の存在感が高まっている。第一三共(4568)は、がん細胞への攻撃力を高めた「抗体薬物複合体(ADC)」で世界をリードする。中外製薬(4519)は血友病治療薬「ヘムライブラ」を筆頭に、改変型の抗体医薬を次々に実用化する。日本の製薬企業はバイオ医薬品への参入への乗り遅れが指摘されてきたが、機能を改良した「第2世代」で巻…