情報通信研究機構(NICT)の研究グループは、ナノ光構造技術により光の配光角を制御し、高い指向性を有する深紫外発光ダイオード(LED)の開発に「世界で初めて」(研究グループ)成功した。高純度の合成石英レンズなどの光学部品を用いることなく、ビーム形状にコリメート(平行化)できることを実証した。殺菌や通信の分野で、深紫外LEDの安全性や効率性、生産性を飛躍的に高める技術として活用が期待できる。
本研...
阪大など、窒化アルミで深紫外光 分極反転構造を実現
大阪大学大学院などの研究グループは、窒化アルミニウム(AlN)を用いた波長変換デバイスを提案・作製し、波長229nmの深紫外(DUV)光を発生させることに成功した。新規構造を採用し、これまで困難だった深紫外光発生用デバイスを実現した。人体に無害な殺菌・消毒が可能で、小型・高効率、実用的な深紫外光波長変換デバイスの実現に活用が期待できる。 三重大学大学院と共同で研究した。研究グループは、窒化物半導
理研など、焦点距離可変のメタレンズ 光の偏光で制御
理化学研究所(理研)などの研究グループは、光の偏光で焦点距離を制御できるメタレンズを開発した。2次元状メタマテリアルであるメタサーフェス技術を用いることで、従来レンズの「応答が遅い」「機構が複雑化する」という課題を解決した。超小型のデジタルカメラや光学顕微鏡、光学センサーなど小型で高性能な光学機器の開発に活用が期待される。 台湾・成功大学や台湾大学と共同で研究した。本研究では、特定の光の偏光にの
名城大学など、縦型AlGaNの深紫外レーザー 低温で製造
名城大学などの研究グループは、縦型の窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)系深紫外半導体レーザーの開発に成功した。半導体プロセスに導入しやすい加熱・加圧した水で基板剥離する技術を開発し、そのメカニズムも解明した。高出力な深紫外発光ダイオード(LED)や深紫外半導体レーザーの実現につながる研究成果となる。 三重大学大学院と共同で研究した。本研究グループは、窒化アルミニウム(AlN)をナノインプリン