
自公国、企業献金「5万円超なら公開」合意実務者協議
自民、公明、国民民主3党の実務者は31日、国会内で企業・団体献金の規制強化策を巡り協議した。献金した企業・団体名を公表する基準を自民党が主張してきた年1000万円超から5万円超に引き下げることで合意した。自民党がより厳しい公明、国民民主両党の提案を受け入れた。 自公国3党は立憲民主党など他の野党も合意できる案をまとめるため今後も協議を続ける方針だ。法案の提出をめざす時期は決めなかった。 与野党は…
31日に成立した2025年度予算の審議時間は衆参両院合わせて168時間だった。24年度予算審議と比べて20時間ほど増えた。少数与党が熟議を求める野党の主張に配慮した結果といえる。 衆参両院の事務局によると審議時間は衆院で92時間、参院で76時間ほどだった。衆院予算委員長に立憲民主党の安住淳…
立憲民主党の野田佳彦代表は31日、今国会での内閣不信任決議案の提出に関し「常に念頭に置きながらの対応をしたい。どのタイミングでどうするかについては総合的な判断になる」と述べた。国会内で記者団に話した。企業・団体献金の規制強化を巡る一連の動きは「ひとつの材料だ」と…
31日に成立した2025年度予算では、予備費が野党の要求をのみ込む調整弁となった。高校無償化や「年収103万円の壁」引き上げなど国会修正で反映した施策は予備費の減額で主な財源を工面した。国債発行の圧縮には徹底した歳出の見直しが欠かせない。 加藤勝信財務相は31日の予算成立後の記者会見で「党派を超えた政策協議や国会審議を踏まえて衆参両院で予算修正が行われた。熟議の国会の1つの成果だ」と述べた。 …
石破茂首相は31日、2025年度予算の成立を受けて「国民の生活が安心・安定し、物価上昇を上回る賃金上昇を背景に豊かになるよう、4月1日からの予算執行に力を尽くしたい」と語った。首相官邸で記者団に答えた。 衆参両院での予算案の修正について「ある意味熟議の国会、政府と国会の役割がいかんなく発揮されたとも言える」と話した。衆院での予算案の修正は29年ぶり、参院は現行憲法下で初めてだと紹介した。 石破政…
【ヤンゴン=渡辺禎央】ミャンマーで発生した大地震を受け、日本政府が国際協力機構(JICA)を通じて派遣した調査チームが31日、ミャンマー最大都市のヤンゴン国際空港に到着した。およそ2週間をかけて被災地の医療状況やニーズを把握し、緊急援助隊の派遣検討につなげる。 調査チームはJICA職員や医療専門家の計5人で構成する。31日に首都ネピドーに移動し、後日、さらに南へ約300キロメートルのマンダレー周…
男子普通選挙法が1925年3月に成立してから100年を迎えた。戸別訪問の禁止やビラの制限などのルールが導入され、日本型選挙の原型が生まれた。いま民主主義の土台となる選挙は社会・経済の変化に直面している。適応するための課題を探った。 2月27日の昼前、千葉県のJR船橋駅前に数百人が集まった。政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏が動画サイト「ユーチューブ」で街頭演説すると告知していた。…