永井紗耶子、岡倉天心にみる日本文化の継承
永井紗耶子、岡倉天心にみる日本文化の継承
「岡倉天心を描くことは面白くもあり難しくもあった」。歴史・時代小説を多く手掛けてきた作家・永井紗耶子が新刊「秘仏の扉」(文芸春秋)を刊行した。美術史家のフェノロサと岡倉天心によって開かれたとされる法隆寺の夢殿・救世観音像を中心に、一体の仏像を巡る同時代人の葛藤や苦悩を描き出した。
舞台は、神仏分離令によって廃仏毀釈の嵐が吹き荒れる明治時代。法隆寺の秘仏を開き、守っていくため天心らが奮闘する。「宗…
![「私たちは自国の文化についてどの程度知っているのか考えたかった」と話す](https://article-image-ix.nikkei.com/https%3A%2F%2Fimgix-proxy.n8s.jp%2FDSXZQO5993455012022025000000-1.jpg?ixlib=js-3.8.0&w=380&h=237&auto=format%2Ccompress&fit=crop&bg=FFFFFF&fp-x=0.51&fp-y=0.28&fp-z=1&crop=focalpoint&s=ac64de1a5761882dc996b6748275a602)
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