ネルソンス指揮ウィーン・フィル 多面的魅力引き出す
ネルソンス指揮ウィーン・フィル 多面的魅力引き出す
第39回となるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の来日公演、今年の指揮者はアンドリス・ネルソンス。2010年以来14年ぶりの登壇だ。
ネルソンスは流れをきっちりと作りつつも、奏者たちの個性も十分に尊重、綿密に編まれているのにオーケストラが伸び伸びしている。
ムソルグスキー「ホヴァンシチナ」第1幕前奏曲「モスクワ河の夜明け」は、霧の向こうから聞こえてくるさえずりに導かれ、ほんのりと哀愁を湛(たた)…