柏レイソルの井原正巳監督(57)が28日、ホーム最終戦のヴィッセル神戸戦(30日、三協F柏)に向けオンライン取材に応じ、ホームで残留をつかむ決意を口にした。

直近4試合ですべて、後半追加タイムに失点。勝ち点を失い、昨季に続き残留争いに巻き込まれている。そんな中で優勝がかかる首位神戸との対戦となる。

ターンオーバーをしながらも天皇杯を優勝した神戸に「手ごわいメンバーがそろって決定力がある」と警戒。ロングボールを含め多彩な攻撃を繰り広げる相手に「コンパクトは大前提。プレス、プレスバック、コンパクト、競り合い、競り合いも大事で、すべて踏まえた中で戦わなければいけない。守備は90分集中し続けることが求められる。それをやるしかない」と3週間の準備を大一番でぶつける覚悟だ。

勝てばJ1残留が決まる一戦。指揮官はホームのサポーターへ「今季、我々を結果が出ない中も後押ししてくださっている。サポーターのためにもホーム最終戦で、勝ち点を積み重ねて自分たちの手で残留を決めることが感謝になる。そういう姿勢を見てもらえれば」と、柏の意地を見せる覚悟だ。