A級からS級をまたいで14連勝中の格清洋介(30=静岡)が検車場に姿を見せた。前場所の岐阜F1ではS級初優勝も達成。しかも準決、決勝ではケイリン世界一の山崎賢人と対戦して連勝を決めており、明らかにパワーアップしてきた。

これまでの練習方法やセッティングを見直したわけではない。あくまで自然に「勝ち癖がついてきたのかも」と分析している。だが「(7月から)A級に落ちてから思ったのが『行けるところから行く』意識が、以前よりは出てきた」と自己分析する。つまり、思い切りの良さがが出てきたということで「(連勝中も)プレッシャーは感じていないし、平常心で走れている」と、精神的にもタフになってきた。

当地とは好相性で、18年の初出走から13場所走って16勝。2度の完全Vもあり「松戸は好きですね(着に)絡んでいる感じ」と手応えを得ている。

予選11Rは関東勢2人を率いての戦い。これを受けて別線は、九州勢と愛媛コンビが4車結束で対抗してきた。今の格清なら、数的不利でもはね返す力は十分にある。