お笑い芸人の小籔千豊(51)が、23日に放送された読売テレビのバラエティー「今田耕司のネタバレMTG」(土曜午前11時55分)に出演。番組では兵庫県知事選で再選した斎藤元彦知事(47)を取り上げた。

兵庫県知事選では、SNSが投票結果を大きく左右したことが指摘され、「SNSの勝利」「マスメディアの敗北」との論調がある。

小籔は「テレビだろうがSNSだろうが、雑誌だろうが、新聞だろうが、人から聞いた話であろうが、反対意見を聞いて判断するのがいいと思っている」と情報を精査することが大切だと前置きし、今回は「斎藤さんが勝ったからSNSの勝利だとか、テレビが負けたとか言ってますけど、そんなことを言っていることが自体がテレビの人はえらい、おごっているなと思う」と話した。

「オレらがいままで世論を操作してきたのに、斎藤さんを落とす方向というか、嫌いな方向に行っていたのに、SNSが違うことを言ったから当選した、えらいこちゃって言っているんですよ」と持論を展開した。

SNSとメディアが同じ方向の言説なら「SNSがどうのとは言っていない。ということはテレビに“意思”があったということ。いまの選挙結果に関して、あんまりおもしろく思っていないテレビ側が、怒っているだけの話にしか見えない」と話した。

元自民党衆院議員で政治評論家の杉村太蔵氏(45)は「そんなことはない。メディアが稲村さんを応援していたかというと、そんなことはない」と反論すると、小籔は「もしテレビもSNSも斎藤さんが『あんまりだ』と言っていたら、SNS対テレビとか、SNSの影響だとはだれも言っていない」と持論を曲げず、「石丸さんのときは、SNSがすごかったのに、SNSとは言っていない。方向が同じだから。(今回は)違うから、オレらのほうが偉かったのに、SNSが最近、来てって言っているんですよ」と熱弁した。