天理大(関西5連盟第1代表)が青学大(東都)にサヨナラ負けを喫し、初の決勝進出を逃した。6月の全日本大学選手権の準決勝で2-10で敗れた強敵相手に善戦も、リベンジを果たすことができなかった。
序盤は青学大のペースだった。先発した的場吏玖投手(2年=大阪電通大)の制球が安定せず、3回まで4四球や2つの暴投も絡んで4点を先取された。
しかし打線が3点を追う4回2死一塁から9番的場の右中間への適時二塁打で1点を返すと、続く1番井脇将誠外野手(4年=尽誠学園)の左越え2ランで一気に同点に追いついた。
打線の援護を受けた的場は4回以降で立て直し、9回までスコアボードに「0」を並べた。しかしタイブレーク制の延長10回1死満塁から3番初谷健心内野手(3年=関東第一)に中前へ抜けるサヨナラタイムリーを許し、悔しい敗戦となった。