やっとこの時がきた。9死1死。青学大・西川史礁内野手(4年=龍谷大平安)がバットを振りながら、ゆっくりと打席に向かった。9月25日、日大戦で死球を受け右手人さし指を骨折してから60日。代打で出場し、初球、139キロの真っすぐをフルスイングで空振りすると、カウント2-2からの120キロスライダーを空振り三振に仕留められた。
この試合、2回、無死二、三塁から山口翔梧内野手(1年=龍谷大平安)の遊ゴロの間に三塁走者を迎え入れ1点先制。藤原夏暉内野手(3年=大阪桐蔭)の右前適時打、2四球に暴投で、この回3点。3回にも1点を加えた。しかし、4回、先発の児玉悠紀投手(4年=日大三)が天理の井脇将誠外野手(4年=尽誠学園)に2ラン本塁打を浴びるなど、同点に追い付かれ、4-4の同点でタイブレークに突入した。