函館大が東農大北海道を13-4で下し、9勝1敗で18年秋以来12季ぶり11度目のリーグ優勝を果たした。2回に犠打を挟んで4連打で3点を先行。最終回には打者一巡の猛攻でダメ押し、終わってみれば17安打で打ち勝った。阪内俊喜監督(68)は「学生がたくましくなった。こんなに打つとは思わなかった」と目を細めた。
春は勝率で並ぶも優勝決定戦で敗れた相手だった。8季連続制覇を阻止するため、夏場は打撃練習に力を入れた。高橋大地主将(3年=秋田商)は「みんなでバットを振りこんだ結果」とうなずいた。
6年ぶり明治神宮大会(11月15日開幕)出場をかけて、札幌学生連盟の覇者と北海道地区代表決定戦(10月)で対戦する。唯一残る4年の久米音弥捕手(横浜創学館)は「やっとスタートラインに立てた。ここからが本番」と、全国切符を勝ち取る。