コラム|読み物|国立環境研究所 社会システム領域

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  • 将来世代への責任
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  • 一般公開

 気候変動や生物多様性の損失といった地球環境問題は、人々の生存基盤を少しずつ弱体化させ、将来世代にツケを回している。そのような問題を予測・研究する環境研究者は、将来世代に何を思い、世代を超えた正義のための活動をどう捉え、研究と社会にどう向き合っているのか。
 2021年度から開始された通称 Beyond Generationプロジェクトのメンバーそれぞれが語るウェブ連載記事。

連載一覧

 Web連載「将来世代への責任をどう考える? ~環境研究者の向き合い方~」の定期連載は終了しました。これまでのご愛読ありがとうございました。今後は不定期となりますが、Beyond Generation研究プロジェクトが続く間は記事掲載を行う予定ですので、引き続きよろしくお願いいたします。

Beyond Generationプロジェクト

正式名称

持続社会における将来世代考慮レジームの構築研究プロジェクト

メンバー

田崎 智宏 , 山口 臨太郎 , 林 岳彦, 松橋 啓介, 朝山 慎一郎, 江守 正多, 横尾 英史(一橋大) , 亀山 康子(東大) , 塩竃 秀夫, 多島 良, HARTWIG Manuela Gertrud, 尾上 成一, 辻 岳史, 久保田 泉

研究概要

 持続社会が組み込まれたポストSDGsに向け、規範的視座のリフレ−ミング、指標開発、意識変容の調査・実験、制度調査を行い、将来世代考慮を確保する社会レジームの要素を、社会の状態をモニタリングする手法とともに提示します。

 「将来世代と現代世代のウェルビーイングをどのように確保し、そのための負担をどのように分担するか」「異なる規範はどのように調整あるいは提示されると、社会意思決定において理解・参照されやすいか」「将来世代を考慮する国内外の制度はどのように運用され、どのような効果や課題を生じさせているか」「人々は将来世代を考慮することについてどのような認識をもっており、どのような条件が満たされると将来世代の考慮を推進する傾向が強まるか」という四つの問いに答える研究成果を得ることを目的としています。