#気候変動適応
地球沸騰化時代の熱中症リスクはどうなる?
気候変動やヒートアイランドに伴う気温上昇により、熱中症リスクが深刻化しています。気候変動の進行に伴う熱中症リスクのさらなる増大により、救急搬送困難事案の発生も予測されています。
日本では毎年4万~9万人が熱中症で救急搬送されており、2023年には91,467件に達しました。特に高齢者は熱中症リスクが高く、国環研の研究によると、気温上昇がこのまま続けば、超高齢社会に伴う人口増加も相まって、21世紀半ばには65歳以上の救急搬送数が1981-2000年と比べて約3倍増加すると予測されました。さらに、例えば東京都では、将来的に救急車の稼働率が100%を超える「救急搬送困難事案」の発生が懸念されます。このような事態を防ぐためには、熱中症リスクの低減に加え、救急車の適正利用等が重要となります。
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