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波照間ステーションにおける大気 CH4 濃度の連続観測データセット

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日本国波照間島において観測された大気中メタン (CH4) の準連続測定データセットである。波照間島は日本列島の南西端に位置し、東西に長い楕円形をした面積約13km2、人口約500人の有人島である。モニタリングステーションは島の東端に位置しており、大気試料はモニタリングステーションに併設された観測塔の地上高約37mの位置から採取している。東アジアモンスーンの影響を受けて、冬季は北風が卓越し大陸の影響を受けた空気が、また夏季は南風が卓越し太平洋からの空気が観測される。周囲を海に囲まれており波照間島の規模も小さいため、局所的な発生源からの影響を受けることはほとんどない。

概要

作成者
データ公開日
2016/09/01
データ提供期間
1996/01/01 - 2024/03/31
データ提供機関
国立研究開発法人 国立環境研究所
Email: cgerdb_admin(at)nies.go.jp
DOI
ファイル形式
データ容量
9.33MB
バージョン
Ver.1.5(最終更新日: 2024/09/06)
データセットの言語
英語

データセット

観測項目
CH4濃度
時間分解能
1時間 (毎正時から後ろ1時間)
精度
2 ppb
観測期間
1996年開始 (継続中)
緯度経度
北緯24.0608度 東経123.8093度
高度等
[標高]10m、[大気採取高 (地上高)]37m、[高度]47m
測定方法
地上高度37mの鉄塔に大気採取口を配置し、ステンレスチューブを通して地上の観測室にあるダイヤフラムポンプで大気を吸引した後、一部を測定ラインに送り込みNafion®チューブドライヤーおよび-40℃の低温トラップで除湿した後、測定器 (GC/FID) にて濃度を測定する。
2時間ごとに、3本の標準ガスが測定され、濃度較正が行われる。標準ガスは、国立環境研究所の基準ガス (NIES94シリーズ) で較正されている。
なお、装置の写真などが「地上ステーションモニタリング (波照間・落石)」のページに掲載されている。
計算方法
GC/FIDによって10分間隔で3種類の標準ガスおよび9回の大気試料の分析が繰り返される。大気試料分析の前後6回の標準ガスの分析結果から濃度較正曲線を作成し大気試料のメタン濃度を計算する。1時間値は3~6回の大気試料分析結果の平均値となる。
キーワード
【GCMD_Platform】
In Situ Land-based Platforms > GROUND STATIONS
【GCMD_Science】
Atmosphere > Atmospheric Chemistry > Carbon and Hydrocarbon Compounds > Methane
【自由記述】
温室効果ガス、メタン、地球温暖化、波照間、連続観測
更新履歴
【2024/09/06】
2023年1月1日から2024年3月31までのデータを追加。Ver. 1.5。
【2023/06/30】
2022年11月1日から2022年12月31日までのデータを追加。Ver. 1.4。
【2023/02/08】
2021年10月1日から2022年10月31日までのデータを追加。Ver. 1.3。
【2021/11/09】
2020年4月25日から2021年9月30日までのデータを追加。Ver. 1.2。
【2020/10/09】
2016年から2020年4月24日までのデータを追加。Ver.1.1。
【2016/09/01】
1996年から2015年までのデータをNASA Ames Format 1001で作成。Ver.1.0。

参考文献

参考文献
Tohjima et al. (2013), Temporal changes in the emissions of CH4 and CO from China estimated from CH4/CO2 and CO/CO2 correlations observed at Hateruma Island, Atmos. Chem. Phys., 14, 1663-1677, DOI:10.5194/acp-14-1663-2014.
Tohjima et al. (2010), Increasing synoptic scale variability in atmospheric CO2 at Hateruma Island associated with increasing East-Asian emissions. Atmos. Chem. Phys., 10:453-462. DOI:10.5194/acp-10-453-2010.
Tohjima et al. (2002), Analysis and presentation of in situ atmospheric methane measurements from Cape Ochi-ishi and Hateruma Island, J. Geophys. Res., 107, 4148, DOI:10.1029/2001JD001003.

利用規約*

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引用の書式
本データセットを引用する場合は、原則として、以下のように表記しなければならない。
Tohjima et al. (2002), Analysis and presentation of in situ atmospheric methane measurements from Cape Ochi-ishi and Hateruma Island, J. Geophys. Res., 107, 4148, DOI:10.1029/2001JD001003.
遠嶋康徳、笹川基樹、津田憲次、町田敏暢(2016)、波照間島における大気 CH4 濃度の連続観測データセット、Ver. x.x (*1)、国立環境研究所 地球環境研究センター、DOI:10.17595/20160901.003. (参照: YYYY/MM/DD)(*2)
(*1) バージョン番号はファイル名に記載されている。
(*2) 参照年月日は、ファイルをダウンロードした日付を記載すること。
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