全国的な湖沼研究の発展に向けて
日本最大の湖である琵琶湖において水質や生態系に関する研究を進めてゆきます
びわ湖の水中映像をコイが撮影
2019.8.2 New! 39件の映像を追加しました
琵琶湖生物標本データベースでは、国立環境研究所が採集した琵琶湖水系にすむ生物標本の画像や採集地、遺伝子配列などの情報を公開しています
国立環境研究所琵琶湖分室は、地域環境保全領域 と生物多様性領域 との共同管理する研究室で、滋賀県琵琶湖環境科学研究センター 建物内に設置されています。
琵琶湖分室では、国民的資産である琵琶湖の保全及び再生のために、水質・底質・生態系を見渡した総合的な研究を行います。
国立環境研究所のネットワークを活用し、霞ヶ浦との比較研究を皮切りに、全国の湖沼を対象とした研究に発展させるとともに、地元大学・企業等との連携によって、研究成果の活用・実用化を図る地方創生プロジェクトに参加し、湖沼のもたらす恩恵を将来的に享受できる社会の実現を目指します。
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国立環境研究所が開発した全有機炭素検出サイズ排除クロマトグラフによる溶存有機物の研究を紹介します。
基礎生産速度をリアルタイムで測れる高速フラッシュ蛍光光度計(FRRf)を運用し、水界生態系の土台を研究しています。
漁獲量の減少が問題となっている琵琶湖在来のコイ科魚類について、フィールドで採集した卵のDNA種同定を通して、魚種毎に異なる産卵生態を調べています。
琵琶湖に生息する日本在来のコイを、コイ自身にデータを記録してもらう「バイオロギング」という手法で研究しています。
水草は琵琶湖生態系を支える一方で、増えすぎて問題になる事もあります。そんな水草をリアルタイムで定量的に評価するために、ドローンや衛生画像を用いたモニタリング手法の開発を行っています。
底層溶存酸素量は、水環境の状態直感的に理解しやすい指標として平成28年に環境基準に設定されました。琵琶湖南湖では常時、底層溶存酸素量の測定を行っています。