ナガエツルノゲイトウ / 国立環境研究所 侵入生物DB
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ナガエツルノゲイトウ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 ナガエツルノゲイトウ, ミズツルノゲイトウ

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ナガエツルノゲイトウ
分類群 維管束植物 双子葉・離弁花類 ヒユ科
(Amaranthaceae, Caryophyllales, Magnoliopsida, Magnoliophyta)
学名 Alternanthera philoxeroides
英名等 Alligatorweed
自然分布 南米
形態 多年生.茎は長さ0.5~1m,中空で太さ4mmに達する.基部は横に這いながら枝分かれし発根.葉は対生,無柄または1~6mmの短柄を持ち,倒卵形~倒広披針形,長さ2.5~5cm,幅0.7~2cm,細かい鋸歯を持つ.花は白色~灰白色,球状で12~16mm,1~4cmの柄があり,1~2個の花序が葉の腋につく.
生息環境 水路,河川,湿地等
温度選好性:温帯~亜熱帯
繁殖生態 繁殖期:4~10月に開花
茎切片から栄養繁殖可能.
生態的特性 水草であるが,乾燥に非常に強い.
侵入情報
国内移入分布 茨城,埼玉,東京,千葉,神奈川,山梨,静岡,三重,福井,滋賀,奈良,京都,大阪,兵庫,淡路島,鳥取,島根,山口,香川,徳島,福岡,佐賀,長崎,熊本,鹿児島,沖縄の各府県. 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
詳細マップはこちら
移入元 不明
侵入経路 アクアリウム等観賞用に意図的に導入後,野外逸出したと考えられる.
侵入年代 国内で最初の定着記録は,1989年兵庫県尼崎市
影響 在来植物との競合,船の運航の阻害など
影響を受ける在来生物:在来の水生植物
法的扱い 外来生物法で特定外来生物に1次指定された.
防除方法 個体の完全除去.米国では1960年代から天敵導入(Agasicles hygrophila, Amynothrips andersoni, Arcola malloi)による駆除が行われている.
問題点等 情報整理中
海外移入分布 台湾,オーストラリア,リビア,米国
備考
空心蓮子草や革命草として豚の飼料とされている

令和6(2024)年度 環境省「特定外来生物の市区町村別侵入状況の把握のためのアンケート」調査の結果は,市区町村単位の分布地図※及び一覧(下記URL)にて参照されたい. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/moe2024_0927.xlsx
※都道府県単位の分布地図(本ページ掲載に)は,学術誌や記事,通報などをもとに,標本や画像データを確認して作成されたものである. 市区町村単位の分布地図(詳細マップ)は,自治体へのアンケートをもとに作成されたものである. 従って,両者の分布情報が一致しない部分がある.
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