ミズヒマワリ / 国立環境研究所 侵入生物DB
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ミズヒマワリ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 ミズヒマワリ, ギムノコロニス

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ミズヒマワリ
分類群 維管束植物 双子葉・合弁花類 キク科
(Asteraceae, Asterales, Magnoliopsida, Magnoliophyta)
学名 Gymnocoronis spilanthoides
英名等 Senegal tea plant, Giant green hygro
自然分布 中央・南アメリカ
形態 多年生の抽水植物.高さ0.5~2m.葉は対生し,披針形~卵形,鋭尖頭,基部は楔形~やや円形.水中葉では鋸歯は目立たないが水上葉には低い鋸歯.白い花をつける.多年草.
生息環境 水路,河川など水辺
温度選好性:亜熱帯~温帯
繁殖生態 繁殖期:花期は8~10月
両性花.栄養繁殖が極めて旺盛で,ちぎれた茎の節から根を出して短期間で生長.
生態的特性 アレロパシー活性を持つ.訪花昆虫(チョウ,ハナアブ,ハエなど)に対する誘引力が強い.
侵入情報
国内移入分布 茨城, 栃木,群馬,千葉,埼玉,東京,愛知,滋賀,和歌山,大阪,兵庫,高知,福岡,大分の各都府県 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
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移入元 不明
侵入経路 アクアリウム等観賞用に意図的に導入後,野外逸脱したと考えられる.
侵入年代 1995年に愛知県で侵入・定着が確認された.
影響 在来水生植物との競合,水路の水流阻害.海外では,魚類の生育阻害も.東京,大阪,福岡の用水路では駆除が行われている.
影響を受ける在来生物:在来の水生植物,水棲動物など.
法的扱い 外来生物法で特定外来生物に1次指定された.移入規制種(佐賀県 環境の保全と創造に関する条例).
防除方法 江戸川,淀川水系等で除去事業が行われている.わずかな部位からクローン成長するため,ちぎれないように慎重に引き抜いて除去するか底の土壌を深く掘り取り除去する必要がある.
問題点等 情報整理中
海外移入分布 台湾,オーストラリア,ニュージーランドなど
備考
令和6(2024)年度 環境省「特定外来生物の市区町村別侵入状況の把握のためのアンケート」調査の結果は,市区町村単位の分布地図※及び一覧(下記URL)にて参照されたい. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/moe2024_0927.xlsx
※都道府県単位の分布地図(本ページ掲載に)は,学術誌や記事,通報などをもとに,標本や画像データを確認して作成されたものである. 市区町村単位の分布地図(詳細マップ)は,自治体へのアンケートをもとに作成されたものである. 従って,両者の分布情報が一致しない部分がある.
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