ボタンウキクサ / 国立環境研究所 侵入生物DB
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ボタンウキクサ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 ボタンウキクサ, ウオーターレタス

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ボタンウキクサ
分類群 維管束植物 単子葉植物 サトイモ科
(Araceae, Alismatales, Liliopsida, Magnoliophyta)
学名 Pistia stratiotes
英名等 Water lettuce
自然分布 南アフリカ
形態 多年生の浮葉植物.茎は短縮して広卵形~扇形の葉を重ねてつける.水中に根をのばして浮遊.葉身はビロード状で水をはじき,水面に伏すか斜上して葉ボタン状になる.水中に枝を出して多数の子株を生じて水面に広がる.夏~秋に葉笨に花序をつけるが,目立たない.
生息環境 池沼,河川,水田
温度選好性:亜熱帯~熱帯
繁殖生態 繁殖期:5~10月
両性花.液果は風,水,動物,人間などにより伝播.根茎により繁殖.
生態的特性 日当たりの良い所を好む.無機養分の吸収力が強く,耐塩性がある.
侵入情報
国内移入分布 関東~北陸以西~沖縄,小笠原. 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
詳細マップはこちら
移入元 不明
侵入経路 観賞用として導入.かつて輸入,国内生産とも行われ,ホームセンター等で大量に販売されていた.
侵入年代 1920年代に沖縄・小笠原に導入.関東以西では1990年代から広がった.
影響 在来種やイネとの競合.過繁茂による湖沼の水温や水質の低下.水路の水流阻害.アレロパシー作用~.虫,カタツムリ,菌の寄主.
影響を受ける在来生物:在来水生植物,イネなど
法的扱い 外来生物法で特定外来生物に指定された.移入規制種(佐賀県 環境の保全と創造に関する条例)
防除方法 物理的な除去
問題点等 情報整理中
海外移入分布 アジア,オーストラリア,南北アメリカに分布
備考
日本の侵略的外来種ワースト100

令和6(2024)年度 環境省「特定外来生物の市区町村別侵入状況の把握のためのアンケート」調査の結果は,市区町村単位の分布地図※及び一覧(下記URL)にて参照されたい. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/moe2024_0927.xlsx
※都道府県単位の分布地図(本ページ掲載に)は,学術誌や記事,通報などをもとに,標本や画像データを確認して作成されたものである. 市区町村単位の分布地図(詳細マップ)は,自治体へのアンケートをもとに作成されたものである. 従って,両者の分布情報が一致しない部分がある.
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