ニューギニアヤリガタリクウズムシ / 国立環境研究所 侵入生物DB
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ニューギニアヤリガタリクウズムシ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 ニューギニアヤリガタリクウズムシ

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ニューギニアヤリガタリクウズムシ
分類群 扁形動物門 三岐腸目 ヤリガタリクウズムシ科
(Rhynchodemidae, Tricladida, Turbellaria, Platyhelminthes)
学名 Platydemus manokwari
英名等 Flatworm
自然分布 ニューギニア
形態 体長40~65mmの陸生プラナリア.背面は黒褐色で,細い白い線が縦に入る.腹面は淡灰色.頭部が後部よりも細い.
生息環境 温暖な地域の森林・草原.
繁殖生態 情報整理中
生態的特性 夜行性.主に雨の日に活動.地上性だが,木にも登る.
食性:肉食でカタツムリ類を捕食する.
侵入情報
国内移入分布 琉球列島(沖縄島,久米島,宮古島,伊良部島,伊計島,平安座島),小笠原諸島(父島) 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
詳細マップはこちら
移入元 沖縄個体群の由来は不明.小笠原には沖縄島から持ち込まれたと推測されている.
侵入経路 国内個体群の侵入経路は不明だが,植物などの移送に混入したと考えられている.
国外では,アフリカマイマイの天敵として太平洋諸島に導入された.また,農産物・植物の移動に混入して運ばれた可能性もある.
侵入年代 国内での初記録は,1990年10月,沖縄島南部にて.
影響 地上・樹上のカタツムリ類を捕食.広東住血線虫のL3中間待機宿主であり,ヒトも経口感染する.
影響を受ける在来生物:在来の陸産貝類,ヒト
法的扱い 外来生物法で特定外来生物に2次指定された.
防除方法 土壌の移動を制限する.海水に弱いため土壌に接する靴底などは塩水で洗う.
問題点等 情報整理中
海外移入分布 オーストラリア,グアム,ハワイ,ミクロネシア,フィリピンなどの太平洋島嶼,モルジブなどのインド洋島嶼
備考
世界の侵略的外来種ワースト100

令和6(2024)年度 環境省「特定外来生物の市区町村別侵入状況の把握のためのアンケート」調査の結果は,市区町村単位の分布地図※及び一覧(下記URL)にて参照されたい. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/moe2024_0927.xlsx
※都道府県単位の分布地図(本ページ掲載に)は,学術誌や記事,通報などをもとに,標本や画像データを確認して作成されたものである. 市区町村単位の分布地図(詳細マップ)は,自治体へのアンケートをもとに作成されたものである. 従って,両者の分布情報が一致しない部分がある.
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