ハイイロゴケグモ / 国立環境研究所 侵入生物DB
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ハイイロゴケグモ

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 ハイイロゴケグモ

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ハイイロゴケグモ
分類群 節足動物門 クモ綱 クモ目(真正クモ目) ヒメグモ科
(Theridiidae, Araneae, Arachnida, Arthropoda)
学名 Latrodectus geometricus
英名等 Brown widow spider
自然分布 オーストラリア,中南米,太平洋島嶼
形態 メス12-16mm,オス6-8mm.白から黒まで体色には変異がある.卵嚢は薄黄色で表面に多数の突起物があり,他のゴケグモ属の白くスムーズな卵嚢と区別できる.
生息環境 侵入先では建物の隙間等.
繁殖生態 メスは3年は生きるが,オスは半年から1年の寿命といわれる.産仔数:1回の繁殖で約5000個産卵し,ゴケグモ属では多産な方.
生態的特性 攻撃性は比較的弱いとさる.
食性:主に昆虫食
侵入情報
国内移入分布 東京,神奈川,愛知,京都,大阪,兵庫,岡山,山口,福岡,宮崎,鹿児島,沖縄で発見記録あり. 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
詳細マップはこちら
移入元 不明
侵入経路 コンテナ等に付着して侵入してきた可能性が高い.
侵入年代 国内での初記録は1995年,神奈川県横浜市本牧埠頭にて
影響 α-ラトロキシンという神経毒を持ち,咬傷被害のおそれあり.神経毒を持つが人の死亡例は報告されていない.セアカゴケグモよりも攻撃性は弱いと言われている(刺咬症の事例は米国南部等に限られている).
法的扱い 外来生物法で特定外来生物に1次指定された.
防除方法 殺虫剤等
問題点等 情報整理中
海外移入分布 不明
備考
神経毒を持つが人の死亡例は報告されていない.セアカゴケグモよりも攻撃性は弱いと言われている(刺咬症の事例は米国南部等に限られている).
ゴケグモ属全種は2015年10月より特定外来生物として指定

令和6(2024)年度 環境省「特定外来生物の市区町村別侵入状況の把握のためのアンケート」調査の結果は,市区町村単位の分布地図※及び一覧(下記URL)にて参照されたい. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/moe2024_0927.xlsx
※都道府県単位の分布地図(本ページ掲載に)は,学術誌や記事,通報などをもとに,標本や画像データを確認して作成されたものである. 市区町村単位の分布地図(詳細マップ)は,自治体へのアンケートをもとに作成されたものである. 従って,両者の分布情報が一致しない部分がある.
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