キョクトウサソリ科 / 国立環境研究所 侵入生物DB
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キョクトウサソリ科

基本・侵入情報 参考資料リスト
基本情報
和名 キョクトウサソリ科

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キョクトウサソリ科
分類群 節足動物門 クモ綱 サソリ目 キョクトウサソリ科
(Buthidae, Scorpiones, Arachnida, Arthropoda)
学名 Buthidae spp.
英名等 Scorpions of the family Buthidae
自然分布 約89属950種が,アフリカ,中米,アジア,オーストラリアなど熱帯・亜熱帯・温帯の一部に広域分布.日本国内では,先島諸島(宮古島,石垣島,西表島)に広域分布種マダラサソリ(Isometrus europaeus)が分布.
形態 約89属950種の小型~中型種(20mm~120mm程度)からなるサソリ類最大の科.腹板は三角形または五角形.多くの属で,触肢(ハサミ)は細長い.一部の属は,特に雄で付属肢が長い.後腹部(尾部)先端に毒針を持つ.体色は黄色~褐色系ないし黒色.一部の種は複雑な斑紋を持つ.
生息環境 森林,林縁
繁殖生態 サソリ類は婚姻ダンスを経て雄は精包を地上に置き,雌はその精包を生殖口から取り入れる.
生態的特性 主に夜行性で昼間は岩の下や土の中,何かの隙間にあることが多い.
食性:昆虫や小動物.絶食に耐えるものが多く中には一年以上の絶食に耐える.
侵入情報
国内移入分布 外来のものは国内に定着していない.広域分布種マダラサソリ Isometrus europaeus が八重山諸島(宮古島,石垣島,西表島)にも自然分布.本種は世界の熱帯・亜熱帯に広く分布する. 国内分布図
※必ずしも色が塗られた地域全体に分布するわけではありません
移入元 輸入はアメリカ・ヨーロッパを経由することが多かった.
侵入経路 かつて数十種がペットとして流通していた.輸入量が多かったのは,AndroctonusCentruroidesHottentottaParabuthusなど
侵入年代
影響 尾端に毒針があり,一部の種(AndroctonusCentruroidesHottentottaLeiurusParabuthusTityusなどの一部)は人間に対する致死性の毒性を持つ.

影響を受ける在来生物:
法的扱い 外来生物法で特定外来生物に1次指定された.
防除方法 情報整理中
問題点等 情報整理中
海外移入分布 不明
備考
令和6(2024)年度 環境省「特定外来生物の市区町村別侵入状況の把握のためのアンケート」調査においては,侵入が確認されなかった. 調査結果の詳細について,以下のURLから一覧表を参照されたい. https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/moe2024_0927.xlsx
基本・侵入情報 参考資料リスト